
先日、ホワイトハウスのジェン・サキ大統領報道官が予防接種に関した新たなガイドラインを報道各局に対して説明していたとき、会場に異音が響き渡り会見が中断するという事態が発生した。問題の異音はかなり大きな、何かがきしむような音だった。
サキ報道官はしばらく音がした方を見た後、記者たちに向かって笑いながらこう告げたという。
「恐がらなくて大丈夫です、天井は落ちてきません」
しかし、このきしみ音は1回だけではなかった。ブリーフィングの後半になって再び同様の何かがきしむ音が会場に響き渡ったのである。
そこで、今度はサキ報道官が次のように語った。
「リンカーン元大統領の幽霊かもしれませんね」
‘Maybe Lincoln’s ghost’: Jen Psaki interrupted by odd noise during White House press briefing
アメリカの政治の舞台であり、大統領邸でもあるホワイトハウスに関する有名な噂に「リンカーン大統領の幽霊が出る」というものがある。1865年に暗殺されたリンカーン大統領だが、その後も幽霊はホワイトハウスの中を歩き回っているようで、これまでにも多くの大統領や政府関係者がリンカーン大統領の幽霊としか思えない謎の人影を目撃しているという。
この奇妙なきしみ音と一部始終のやり取りはTwitterを通して拡散され、アメリカを中心に注目の的となった。200年の歴史を持つホワイトハウスの中で、本当に超常現象が起きている瞬間が捉えられた!?と話題になったのだ。
なお、きしみ音の原因は天井に取り付けられたカメラのロボット・アームによるものだと判明したとのことだ。何かと曰く付きのホワイトハウスであるが、少なくとも今回は霊のしわざではなかったようだ。
(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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