イギリスで目撃される飛行生物UMA

  画像 Mountains, clouds, pterosaur / theilr

アメリカで目撃されているUMAにサンダーバードというものがある。非常に大きな鳥の姿をしたUMAで、絶滅した巨大鳥アルゲンタヴィスや、更に時代を遡った翼竜の生き残り説からのものである。実際にアメリカでは「翼竜らしき生物が飛行しているのをこの目で見た」と証言する人もいる。

あまり有名ではないが、イギリス国内でも翼竜ないしはコウモリのような翼を持った未確認生物が昔から報告されている。イギリスのUMA研究者アンディ・マクグラス氏によれば、これらのUMA目撃情報は1960年代まで遡るという。

例えば1963年、ケント州のサンドリング・パークの近くで、4人の若者が「蜘蛛の巣状の足を持つ、身長5フィート(150センチ)の直立した黒いコウモリ」を見たと証言。別の年にはグラスゴーにて、墓地から「コウモリの翼を持った人間サイズの生物が、垂直に空中に飛び上がっていき、20フィート(6メートル)のフェンスを一気に飛び越えていった」という。

これらは正体不明の謎の生物だが、1999年にはサウスポートのヘスケス・パークで、翼竜のような生物が数体目撃されている。公園局のイアン・ウォートン氏は、公園を訪れた男性が「灰色の皮膚を持ち、長いくちばしと巨大な翼を持つコウモリの翼のような生物を見たと主張、それが茂みから立ち上がって飛び去った」ことを公表している。




マクグラス氏はこれらの飛行生物型UMAを「イギリスに生息しているものではないのではないか」と推測する。日本と同じ島国のイギリスにこれらの奇妙な生物が棲息していたとしたら、かならず目撃証言がもっと多くなっているはず。ましてや絶滅してしまった翼竜ともなればなおさらだ。そこで彼は「これらのUMAは渡り鳥のようなものであり、大西洋を横断するための中継地点にイギリスが選ばれているのではないか」と考えているそう。

また、そもそもイギリスには大型の鳥類がよく飛来する。2015年には翼幅3メートルにもなる巨大なルーマニアペリカンがプリマスで目撃されているし、別の年にはノッティンガムシャーにて南米の飛べない大型鳥であるレアが逃亡、騒動に発展した事がある。

以上のことからもこれまで発見された翼竜とうのは、実はこれらの鳥を誤認した事例も多いのではないかと考えられているようだ。

Real Pterosaur spotted over Idaho, USA?

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る