
大切な人の死は遺族にとっては耐え難いものだ。もし奇跡が起きるならば生き返ってほしいと考える人もいるだろう。
だが海外にて、実際に死者蘇生の儀式を行う様子が撮影されて注目を集めている。
インド東部のオディシャ州シンガルプール村出身のラビ・ナハク氏は、病気で入院、闘病の甲斐もなく亡くなった。しかし、彼の親族は彼を火葬場に運ぶのではなく、彼を蘇生させる儀式を行うことにしたのである。
この動画は死者蘇生の儀式の一部始終を記録したものだ。
Odisha Villagers Carry Out Rituals To Resurrect Dead Body | Cobrapost
動画の中では数十人の村人がナハク氏の死体を取り囲み、遺体の胸を叩いて生き返らせようとする様子が捉えられている。人々は神の名前を呼びながら道具を叩いたり鐘を鳴らし、祈りを捧げているようだ。
ナハク氏の遺体は花のついた旗のようなものに覆われて横たえられているのだが、一人の男が近づいてきて水差しに入った水を花とナハク氏の顔に直接振りかけた。村人たちもそれに続いて遺体に水をかけ、黒い布で覆われた大きな物体を何度も遺体の上に置く。
村人たちは一連の動作を何度も試みるが、残念ながらというか当然と言うべきか、ナハク氏が生き返ることはなかったという。
死者蘇生の儀式はファンタジーなどの創作の世界ではありがちなものだが、こうして現実に行われ、映像として記録されるのは非常に珍しいといえるのではないだろうか。
(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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