
ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ)が記念すべき放送回が1000を迎え、特別番組「放送1000回SP」の前編が4月11日に放送された。
『ザ・ノンフィクション』は、市井の人々が人生に苦しみながらも、情熱を持って生きていく姿を描いたドキュメンタリー番組で、ギャラクシー賞、アジア・テレビジョン・アワードといった数々の輝かしい賞を獲得している。
この日は過去1000回に及ぶ放送の中から話題になった回、記念的な回をダイジェストで放送したのだが、放送当初のころの同番組が今の『ザ・ノンフィクション』とは全く番うテイストでネット上で驚はきの声が多数あがった。
まず番組によると第1回目の放送は当時、メジャーリーグリーグのロスアンゼルス・ドジャース入団した野茂英雄の特集だったのだ。
有名人も多数扱う番組ではあるが、華々しい成功者である野茂の特集が第1回目の放送であることがわかり、思わずネットでは「ザ・ノンフィクションって初回野茂英雄だったの?」「かなり意外だった」といった声が相次いでいた。
また、最初はターゲットが「日曜日に休んでいるお父さんが子供に思わず見せたくなる番組」という事で、地下鉄サリン事件や阪神淡路大震災など時事問題や社会問題も多数扱った回が多かったようだが、2000年前後からは現在のような「市井の人々」を取材対象にした構成に変わったという。
まさに番組に歴史ありである。
Hideo Nomo hurls a no-hitter against the Rockies in 1996
(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像『Number(ナンバー)1009「こんな夜に野茂英雄が読みたい。」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))』