
先日、アトラスでは何度かウェブカメラ経由で確認されたネッシーの目撃例について報告した。UMAの代表格であるネッシーが住むと言われているネス湖には、湖の様子を24時間配信しているウェブカメラが複数設置されており、離れた場所からもネス湖の様子を確認することが可能となっている。
近年では新型コロナウイルス感染対策で直接現地を訪れる人が減っている代わりに、ウェブカメラ経由でネッシーらしき姿を確認、見事正式な目撃事例に認定されるという機会が増えているのだ。
ネッシーの可能性が高い動画を公開中!ネス湖設置のウェブカメラ映像
それにしても、この1ヶ月足らずでネッシーの目撃証言は倍増。なんと4月までの間で公式に認定された目撃記録が6例とかなりのハイペースなのだ。
今回認定された目撃情報は、3月26日にイギリス・リーズの自宅からライブ映像を見ていたRoslyn Caseyさんによるものだ。彼女は子供の頃にネッシーの存在を知って以来、ネッシーに興味を抱いていたが、ネス湖のウェブカメラを見るようになったのは昨年のことである。
普段はありふれた湖の光景が写っているだけだったが、先月水面に説明のつかない暗い色の物体を発見。ネス湖の公式目撃情報に提出したところ、見事正式なネッシーの目撃報告として認定されたのである。ウェブカメラ経由の目撃例は今年で6件目。2020年と同様、2021年も今の所すべての目撃情報がライブ映像を介したものだという。
ライブ映像に変なものが写ったら全てネッシーと認定されるのではないか、と勘ぐってしまう人もいるかもしれないが、レジストリの運営者であるゲイリー・キャンベル氏は寄せられた報告のうち、実際に正体不明と見なされた事例は25%未満であると述べる。しかし、今年は特に画像の評価・判定が厳しかったそうだ。
カメラの画像解像度に問題があり、正確に特定するのが難しくなったからだという。そのため、安易な認定は行わないように気をつけているらしい。
キャンベル氏は、人々が実際にネス湖を訪れ、ネッシーの姿をはっきりと見ることができるよう、早期にロックダウンが解除することを切に願っているという。
「私たちは、できるだけ早く人々が湖に戻ってこれたらと願っています。実際に岸辺や水上から目撃することに勝るものはありません」 と彼は語っている。
Nessie Popping Up For Saint Patrick’s Day?! 🍀A Possible Sighting
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 Loch Ness, Cherry Island / jeremySO