
画像©David Mark PIXABAY
以前、アトラスでは現代の埋蔵金とも言うべきフォレスト・フェン氏の埋蔵金について紹介した。総額3億円相当とされる宝は長らく謎のままだったが、今年6月についにある人物によって発見され、フェン氏に連絡が行くこととなった。
埋蔵金が無事に発見されたためか、安心したのか、翌々月の9月にフェン氏は亡くなった。その後、発見者のジャック・スチューフ氏が発見者であることを名乗り出るなどして、「現代の埋蔵金」の話は終結したかに思われた。
しかし、この「現代の埋蔵金」を求めてイエローストーン国立公園を違法に掘った人物の中には逮捕されてしまった人物も存在するようだ。
今回報じられたのはユタ州在住の男性ロドリック・ダウ・クレイソーン氏。彼は2019年末から2020年初めにかけて国立公園内にある旧米軍の砦にある墓地の至る所を掘り返しているところを発見され、当局に逮捕された。彼は2020年の9月に「考古学的資源の発掘または密売、米国の財産に対する傷害または略奪」の罪で起訴され、6ヶ月の懲役と6ヶ月の自宅待機が言い渡される結果となった。また、刑期終了後は、2年間の監視下に置かれ、31566ドルの賠償金を支払わなければならないという。
News Release from @usaowy: Forrest Fenn treasure hunter, Rodrick Dow Craythorn, 52, of Syracuse, Utah, was sentenced for excavating and damaging archeological resources in the Fort Yellowstone Cemetery. Read more: https://t.co/ktD40NAWWe
Case file photo by @SpecialAgentNPS pic.twitter.com/8Qq3Q3pYiB
— Yellowstone National Park (@YellowstoneNPS) March 31, 2021
普通はここまで厳しい措置はとられないのだが、彼は歴史的な墓の損傷を含む17箇所の違法な掘削を行っており、特に厳しい罰が科せられたとのことである。
クレイソーン氏は、弁護士が発表した声明の中で「国立公園局、アメリカ国民、そして私の家族に対して、本当に申し訳ないと思っています」と述べている。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)