
先日、アトラスではTikTokに登場したスペインの「タイムトラベラー」ハビエル氏について紹介した。
バレンシア出身のハビエル氏は、病院で目を覚ますといつの間にか6年後の2027年になっており、自分が「世界で最後の人間」になっていることに気づいた。その後、幸いスマートフォンでネットにアクセスし、TikTokで@unicosobrevivienteというアカウントを作成して自分が6年後の未来に閉じ込められていると主張。誰もいない街の動画を次々と投稿した。
2月13日の投稿では、物が溢れているにも関わらず無人の店やレストランの様子を投稿している。しかし、電気やインターネットなどの生活必需品がまだ手に入るという事は、ハビエルが「最後の一人」であるという主張を否定するものでもあった。また彼は工場のシェルターから物音がしたため入ってみたが、誰も居なかったという動画も投稿している。
このように奇妙な動画を投稿し続けてきたハビエル氏だが、彼は3月29日(月)に「2021年に戻りたい」と告白する動画を投稿した。
@unicosobreviviente AYUDA
♬ Horror horror suspense contemporary music style piano piece(954473) – With Joy
「長い間、お願いしたことはありませんでしたが、皆さんの助けが必要です。一人でいることには慣れていたが、2021年に戻らなければなりません。帰るための方法を思いつく方はいませんか?コメント欄で教えてください」
しかし、ハビエル氏は現代に戻らなければならない理由を説明していない。彼の申し出や動画内容に疑問を呈する人もいるが、何千人もの人々が彼の救難信号に反応し、コメントに提案を書き込んでいる。「エレベーターを使ってみて」と提案する人もいれば、目覚めたのが病院のベッドの上であることから「病院に戻ってそこのベッドで寝たら2021年に戻るんじゃないか」と考える人もいるようだ。
果たして彼は再び2021年に戻って来れるのか。そもそもこれは大がかりなジョークではないのか。その答えが明らかになる日は来るのだろうか。
(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Mathieu Militis PIXABAY