ロンドンを恐れさせる「キャンバーウェルの狼男」

海外のモンスターの中でも代表的なものが狼男だろう。満月を見て凶暴な狼に変貌する獣人は昔から欧州を中心に語り継がれている。しかし、イギリスの首都ロンドンにある墓地では、1990年代という比較的最近から狼男らしき怪物が目撃されているという。地元の人々は、出没すると言われている墓地の名前から「キャンバーウェルの狼男」と呼んでいるそうだ。

最初に目撃されたのは1996年10月9日のことだった。近道するために墓地の敷地内を通り抜けようとしていた男性が何者かに腕を掴まれ、地面に叩きつけられた。それは「黒い毛並みとジャーマンシェパードのような頭をした大きな生き物」で、犬のようによだれを垂らしてうなり声を上げ、じっと見つめながらうなり声を上げていたという。狼男はすぐにその場を去ったという。

男性は持病を抱えていたため、普通の人とは違う匂いを嗅ぎ取った狼男はその場を離れたのではないかと証言している。




2回目に目撃されたのは2004年。この時は2人が同時に目撃しており、低いうなり声が聞こえたと思うと、墓地の隅にある大きな木が信じられないほど激しく揺らされるのを目の当たりにしたという。「木は、今にも根っこが引きちぎれそうな勢いで揺れていました。絶対に普通の人や動物の仕業とは思えないものでした」と目撃者は証言したという。

この狼男が出没したとされるキャンバーウェル旧墓地はロンドン南部に位置し、170年の歴史を持つ墓地でもある。歴史が古い墓地だと確かに「出そう」であるが、狼男や動物に関する逸話が存在したのだろうか。地元の歴史家であるアンディ・マクグラス氏は、今のところ関係があるように思われる伝説は存在しないとして、目撃者たちが「何か」を目の当たりにしたのは事実だろうが、動物を見間違えた可能性も高いとしている。

(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Amber Avalona PIXABAY

 

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