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長い古代エジプトの歴史の中で、現代において最も有名なファラオのひとりがツタンカーメンだ。幼くして父、アメンホテプ4世ことアクエンアテンのあとを継いでファラオとなり、19歳で何らかの要因で亡くなったとされている。足が不自由で体も弱かったそうだが、父によるアテン信仰から従来通りのアメン信仰に戻したり、ヌビアやヒッタイトとの戦争に勝利するなど政務は精力的に行っていた事が解っている。

ツタンカーメンの父に関しては様々な説が出ていたが、2010年にアメンホテプ4世のミイラが特定され、DNA鑑定が行われた結果父親はアメンホテプ4世であることが確実となった。そんなアメンホテプ4世ことアクエンアテンは、大規模な宗教改革を行った事と写実的・開放的な描写がみられるアマルナ芸術を発展させた事で知られている。

それもあってか、彫像等に残されるアメンホテプ4世の姿は顔や顎、腕や指が異常に長かったり、腹部が異様に膨らんでいるなどの誇張された表現が多く、妻であるネフェルティティの像と対照的にどのような人物だったのか解りづらいものになっていた。




実際に何らかの奇形を患っていたという説もあったが、王家の血筋ではない王妃や家臣も同様の誇張表現がなされていたため、現代では高貴な人物に対する誇張表現だった可能性が高い、とみられている。

では、本来のアメンホテプ4世の姿はどのようなものだったのか。先日、イタリアのFAPAB(Forensic Anthropology, Paleopathology, Bioarchaeology Research Center)の科学者たちが法医学でもってアメンホテプ4世のものと判明した頭蓋骨から顔の再現を試みた。

その結果、かなり骨太の顔が出来上がったのである。この結果を踏まえると、アマルナ芸術は実際のファラオの顔をかなり誇張したものだった事が解る、なお、近日中により詳細な復元レポートが発表される予定とのことだ。

どのような結果が出るのか楽しみに待ちたいものである。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

 

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