まるで曲芸!「逆立ちするウサギ」には突然変異が関係していた?

「兎の逆立ち」ということわざがある。これは耳が痛い言葉や、弱点を突かれた事を指す言い回しであり、兎が逆立ちしたならば長い耳が地面に当たって痛いだろう、という事から考え出されたものだ。

だが、実際に兎が逆立ちしてしまうという芸当を見せる事実が確認されていた。下の動画を見て頂くと一目瞭然だが、背筋を伸ばして後足を折り畳み、前足を器用に使って逆立ちしていく様子が捉えられている。

この兎は「アルフォート・ジャンパー(Alfort jumper)」と呼ばれる種類で、1935年にパリ郊外で家畜として飼われていたところを発見されたものである。この種類は不思議なことに、普段は4本足で動いているにも関わらず、驚いたり急ぐ時にはなんと逆立ちして歩いてしまうのだという。




もちろん曲芸として仕込んだ訳ではなく、自発的にこのような動作を行ってしまうのだ。どうしてこの種類の兎だけこのような習性を持っているのかは長年生物学者たちの中で難題となっていた。

ところが先日、研究の結果「逆立ち兎」がある遺伝子の突然変異によるものだと判明したという発表があった。共同研究者であるスウェーデン・ウプサラ大学のLeif Andersson氏によれば、「突然変異がROBB遺伝子に大きく影響した結果、このような行動をとるようになったと考えられる」という。

筋肉の収縮を調整する神経がこの兎ではうまく動いていないため、曲芸のような「逆立ち」をするようになったというのだ。この種類は他にも眼球に異常が出る事が多く、野生ではあまり長く生きられないだろう、とも考えられるとのことだ。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画©Science News YouTube

 

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