とあるイギリス町議会、史跡での「心霊調査」を却下

イギリスの超常現象グループが歴史的建造物の調査を依頼したところ、町議会が「本当に幽霊が出たらどうする」という理由で却下したという、なんとも愉快な議決があったという報告が寄せられた。

地元メディアの報道によると、デボン州にあるバーンステイプルという町にて、地元の心霊調査グループであるDevon Free Spiritsという団体が、建てられて約2世紀の歴史を持つギルドホールを調査したいと当局に申し出たことから始まったという。

この団体は「科学とまた感覚を使って情報を集めて調査を行う」「調査結果は公表したいが、必要であれば秘密保持契約を結んでも構わない」という内容の書類を提出していた。

しかしバーンステイプル市議会は、かなりユニークな理由でこの要請を即座に却下したという。市議会のジュリー・ハント議員は「超常現象はテレビで見たことがありますが、中に入って霊を呼び出したり、あれやこれやするものです。彼らが入ることで、ギルドホールにいるものを刺激してしまい、良いことよりも悪いことが起こる可能性も考えられます」と述べた。




同じく議員のメル・ローバリング氏も、建物内に幽霊がいる証拠を発見した場合、その建物で一人で仕事をしなければならない人たちが動揺するのではないかと懸念を示した。「もし私が誰かを見上げて、あなたの家は幽霊が出るかもしれないと言ったら、あなたは怖がるでしょうね」とコメント。

またアラン・レンレス議員は「地域の人々を怖がらせるような話をする必要があるのか」と疑問を呈し、反対票を投じた。アーサー・ウィンザー理事も「超常現象にまつわる様々な話を耳にしてきたので、個人的には賛成できない」と述べ、この申請に「重大な懸念」を抱いていると伝えた。彼は「私は、自分が知らないこと、理解できないことには手を出さないという信念を持って育ってきました」と語ってもいる。

しかし、Devon Free Spiritsの申し出に対して反対する意見を持つ者ばかりではなかった。理事のアラン・レンレス氏は、ゴーストハンターに建物を調査してもらうのは、地域にお金を落としてもらえる事に繋がると主張。ノッティンガムの国立司法博物館が超常現象グループの人気スポットになっており有料で調査を可能にしていることに触れ、町もギルドホールを利用してオカルト分野に参入すべきではないかと提案したのだ。

だが結局、議会はこのグループの要求を拒否したとのことだ。

(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Barnstaple Town Station / Reading Tom

 

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