火星の家、5400万円で販売…でも住むことは出来ません!?

以前、アトラスでは民間の宇宙旅行や宇宙ホテルの計画について報告した。そして先日、ついに「火星の家」が売りに出された。

こちらは海外アーティストのクリスタ・キムさんの作品で、火星の大地に建つ白い家のイメージ画像が公開されている。価格は約5千4百万円と高額だが、物件の値段と考えれば妥当かもしれない。

宇宙旅行すら手に届く状況になってきた現在、火星に住むようになるのもそう遠くない未来のことかもしれない。この「火星の家」もそんな未来の物件を購入しておくもの……かと思いきや、なんと「仮想世界にのみ存在する家」なのだという。

Designer Krista Kim on the world’s first NFT house




この家は以前アトラスで紹介した、データ上にしか存在しないアート「cryptoart」と同様の作品なのだ。

この技術はビットコイン等の暗号通貨にも使われているブロックチェーンによるノン・ファンジブル・トークン(NFTs)による作品であり、データを代替不可能なトークンとして使用する。これは「手にする事の出来ないデータに唯一無二の価値を持たせる」ものとして、近年市場的な広がりを見せている。

彼女は、人類は数年後には拡張現実の世界で過ごすようになると考え、快適なライフスタイルを送るために仮想空間を充実したものにするための投資は理にかなっていると語る。彼女は「数年以内に私たちは皆、衣服、家具、さらには家さえもデジタルファイルになる電子世界に住むようになるでしょう」と語っている。

我々の衣食住全てが仮想現実のものとなる、本当にそんな日が遠からずやって来るのだろうか。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画©CNBC Television YouTube

 

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