小惑星イトカワから生命維持に必要な物質を検出

  画像©ウィキペディアより引用

2010年、日本の小惑星探査機はやぶさは、小惑星イトカワから岩石質の粒子を地球に持ち帰ることに成功した。その後、これらのサンプルは配分が行われ、様々な機関で分析が行われていた。

そして先日、ロンドン大学の研究チームが「小惑星イトカワの表面に生命維持に必要な物質が存在する」ことを確認したと発表。この発見はロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校の科学者らの研究結果によるもので、3月4日付の学術誌「Scientific Reports」に掲載された。

研究対象のサンプルはイトカワからのたった一粒のサンプルだったが、そこから加熱された有機物と非加熱の有機物の両方が隣り合っている様子が発見されたである。




主任研究者のクイニー・チャン氏は、この結果を受けて次のように語る。

「加熱された有機物は、小惑星が過去に600℃以上に加熱されていたことを示しています。そのすぐ近くに加熱されていない有機物が存在するということは、小惑星イトカワが生まれ、表面が冷えた後に原始的な有機物が落下してきたということを意味しています。これらの発見は、小惑星の歴史の複雑な詳細を明らかにし、形成に至る経路が地球のそれと非常によく似ていることを示すと同時に、有機化合物が時間をかけてどのように変化していくかを知る手がかりとなる、非常にエキサイティングなものです」

イトカワに生命の源となる有機物が含まれていたからといって、小惑星に生命が存在していたことが証明されたわけではない。しかし今回の発見は、有機的な物質が太陽系内に存在していることを示している。

もしかしたら、太陽系内の他の場所でも何らかの生命ないしはその痕跡が発見される日はもう直ぐかもしれない。

Japanese scientists find water and organic matter on Itokawa asteroid

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

 

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