
自然の多い地域だと、野生動物が家の中に入ってくる事も少なくない。海外では家の敷地も広かったり、危険な野生動物も少なくないため、市民からの連絡を受けて対処のために出動する市の職員や専門の人間も存在する。
そして、このたび、危険生物が驚きの場所に潜んでいたという。
オーストラリアのクイーンズランド州ブリブリにて、10代の女の子が取り込んだ洗濯物の山の中から、小さなヘビが滑るように出てきたのを目の当たりにした。しかし、その後どこへ行ったのかは解らなかったが、ほどなくしてとんでもない所に潜んでいたのを発見した。
それは、少女が常に使用していた喘息用の吸入器の中だったのである。
Baby Red Belly inside Kids Asthma Puffer
You would not believe this… at a home in Bli Bli a teenaged girl got the…
少女はすぐにヘビの対処を専門とする団体に連絡。彼らがヘビを回収した結果、家に入り込んでいたのは毒を持つアカハラクロヘビであったことが判明したのである。
アカハラクロヘビは成長すると2メートルにもなる毒蛇で、毒性は低いものの赤血球、筋肉、神経の破壊を引き起こすという。死亡例は報告されておらず、適切な治療がなされれば心配はいらないとはいえ、注意は必要とのことだ。
臆病な種類なので、人間と出会ったら逃げることを優先するそうだが、見つけても刺激しない方がいいとの事である。
今回の対処を行ったサンシャイン・コースト・スネーク・キャッチャーズ(Sunshine Coast Snake Catchers 24/7)は、公式フェイスブックにて「これはクレイジーだし、ヘビを見つけることができて超ラッキーだった。今まで蛇を見つけた中でも信じられないような場所だったので、無事に捕まえて移動させることができてよかったです」とコメントしている。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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