大気を失ったはずの惑星が息を吹き返した!

先日、探査機の送られた火星のように「かつて大気を有していたが、現在は希薄になっている」という惑星は少なくない。しかし、希薄になった大気が再び戻る事もごく稀ながら発生する。そんな珍しい現象を、天文学者が太陽系外惑星で確認した。

地球から41光年離れた所に太陽系外惑星「GJ 1132 b」が存在する。この惑星は密度や大気圧などが地球と非常によく似ている。最初は大気を有していたそうだが、赤色矮星が接近した際に大気が消失した。

ところが、岩石質のコアが水素分子、シアン化水素、メタンなどを生成し、再び大気を取り戻した。

Distant Planet May Be On Its 2nd Atmosphere, NASA’s Hubble Finds




論文の共同執筆者であるNASA JPLのRaissa Estrela氏は、「私たちは最初、この惑星は大気の無いありふれた太陽系外惑星だと思っていました。しかし、ハッブル宇宙望遠鏡によるこの惑星の観測結果を見て、大気がある事に気がつきました。この惑星の水素は、溶融したマグマのマントルに吸収され、その後、火山活動によって再び大気中に放出されたと考えられています」と語る。

今回の研究代表者のマーク・スウェイン氏は、「このプロセスは、惑星の誕生初期、つまり星がより高温であるときに機能します。その後、星は冷えていって安定します。つまり、最初の1億年で大気を失っても、その後状況が落ち着くというメカニズムです」と説明。

もし大気の再生と維持ができたならば、その惑星に生命が生じる可能性も考えられる。生命が存在する可能性の高い惑星はまだまだありそうだ。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画©NASA Goddard YouTube

 

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