月面移住計画が地球を救う!? 種の「冷凍保存」と月の地下都市計画が進行中!

   画像©Notanastrologer PIXABAY

 なかなか収束がみえず次々と変異種が出現していく新型コロナウィルス。そして、世界規模の気候変動と気候変動が影響しての世界各国での天災。我が国では昨今地震も多発しているが、人類は、世界はどこに向かうのか?

 一説には、新型コロナウィルスは地球環境・生態系を破壊してきた人類の人口を削減する為の地球の「自浄作用」だという。地球=ガイア生命体だという考え方があり、地球は生態系のバランスを保つ為に、種の数を調整し時に時代の覇者は絶滅する。かつて、恐竜が絶滅したように。

 地球が人類への「自浄作用」をしているとすれば、やはり新型コロナは収束しないか、収束したとしてもまた新たに人類へ脅威を及ぼすウィルスが出現する可能性もあるだろう。

 我々はいままさに人類の歴史の節目に生きているのかもしれない。

 そんな中で、いつか訪れるかもしれない人類存亡の危機の解決の為、かねてより「人類は宇宙に旅立つべき」「絶滅に備えて地球の種を宇宙で保存すべき」と主張し、その可能性を研究する研究者達がいた。




Earth Rise as Seen From Lunar Surface
Earth Rise as Seen From Lunar Surface / NASA on The Commons

【地球の種を月に冷凍保存しよう】

 アリゾナ大学の科学者らは「地球の種を月に冷凍保存しよう」という「ルナアーク(月の箱舟)」プロジェクトを3月6日から20日まで開催される「2021 IEEE Aerospace Conference」で発表した。

 そのプロジェクトとは、月の地下に存在する溶岩洞に、地球上の動植物、地球上の生物670万種それぞれから50サンプルずつから採取した種・胞子・精子・卵のサンプルを冷凍保存しておく、というものだ。

月の溶岩洞の内部は、マイナス25度。痛みやすい生体サンプルを保存するには最適な環境が整っているのだ。「量子浮揚(量子物理学の特性を使用して、磁気源上で超伝導体を浮揚させるプロセス)」なる現象を利用して、サンプルは金属面の上に浮かんだまま保管されるという。

 それらを、磁力レールに沿って移動するロボットが管理し、必要な電力は、月面に設置されたソーラーパネルで供給する。

 ルナアークを作るには、月に250機のロケットを打ち上げる必要がある。国際宇宙ステーションの建設ではロケット40機が打ち上げられたというのだからその6倍以上なので非常に予算がかかるプロジェクトである。

Luna Surface from Apollo 8 Spacecraft
Luna Surface from Apollo 8 Spacecraft / NASA Goddard Photo and Video

【月に人類が住める街をつくろう!】

 しかし、このプロジェクトは夢物語ではない。低コストでロケット打ち上げが出来るようテクノロジーは進歩していて、近年、世界各国で「月移住計画」は進行している。

 アメリカNASA は、2024年には宇宙飛行士を月面に送り込み月面固定式住居を含む月面でのインフラを作ろうとする有人月探査計画「アルテミス計画」を進行中だ。2019年にロケット打ち上げ数1位となった中国も国際月面研究ステーションの構想を進めている。

 また、日本でも、JAXAとミサワホームが宇宙の極限環境下での住宅システム構築の実証実験を南極の昭和基地で行っている。

 更に、日本の株式会社アイスペースを中心に「月資源開発の先に、月に人類が住める街をつくろう」という壮大なプロジェクトも我が国で進行中だ。その為にまずは2023年に民間として日本初の月探査機を送り込もうと開発中だという。

Liftoff of a Titan IVB/Centaur carrying the Cassini orbiter and its attached Huygens probe
Liftoff of a Titan IVB/Centaur carrying the Cassini orbiter and its attached Huygens probe / NASA on The Commons




 株式会社アイスペース取締役COO中村貴裕氏がメディアのインタビューで回答した情報によると、

「そもそも、月資源開発が活発化しているのは、近年の研究で、月に貴重な鉱物資源だけでなく、およそ60億トンもの水が存在していると分かったためです。水は水素と酸素に分解できます。人類の活動に必要なのはもちろん、ロケットの燃料になるため、将来の宇宙開発に欠かせない資源として注目されています。当社で月面資源開発に取り組むにあたり、未来像を明確に持つことが重要であると考えました。2016年ごろ、社外の識者を集め、2040年に世界がどうなっているか、会議を重ねていたんです。月資源開発を進めれば、住民1000人、年間1万人が訪れる街を月につくることは可能だと考えました。まず、氷が地下にある可能性が高い月の南極に研究者らがムーンバレーをつくり、そこに新婚旅行などで地球から人々が往来する世界です」

 ただし、月の環境は人類には過酷なので、地下都市になる可能性があるという。

「月は人類にとって、住むには過酷な環境なんです。放射線量は地球の数百倍、寒暖差は280度もあり、マイナス170度の極寒と110度の凄まじい暑さが交互に訪れます。マイクロメテオライトという隕石も降り注ぎます。そのため、未来の月面住居は、耐熱、断熱でつくられたドーム型になるかもしれませんね。月には地下に空洞があるので、放射線や隕石を避けられる地下都市になる可能性もあるでしょう」

 いずれにしても、月面移住計画には夢がある。月面でのインフラや都市開発がいずれ訪れるかもしれない人類をはじめとする地球上の種の存亡の危機を救う糸口の一つになればよいが、まずは気軽に月に「新婚旅行」に行ける時代は近いのかもしれない。

文:深月ユリア ミステリーニュースステーションATLAS
ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血を受け継ぐ魔女占い師。ジャーナリスト、女優、ベリーダンサー、映画・イベントプロデューサーとしても活動

著書
あなたも霊視ができる本 」文芸社
世界の予言2.0 陰謀論を超えていけ キリストの再臨は人工知能とともに」明窓出版

 

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