旧ソ連の技術者が火をつけた?30年近く燃え続ける大穴「地獄の門」

中央アジアのトルクメニスタンには、「地獄の門」と呼ばれている恐ろしい穴が存在している。

トルクメニスタンの首都アシガバードの北約260キロメートルにあるカラクム砂漠の中ほどにあるダルヴァザ・ガスクレーターの事で、地下の洞窟に貫通する形で崩落した天然のガス田である。直径は実に60メートル、深さは約20メートル。地元の人がまるで地獄に繋がっている穴のようだと思ってこの名前で呼んだそうだが、それも納得してしまう迫力である。

このクレーターは1971年、旧ソ連の技術者らによって発見されたという。油田になると考えた技術者らが地下の貯蔵量を調査するために掘り進めたところ、上部が崩落して埋まってしまった。さらに、天然ガスが大量に放出されたため近隣の街に及ぶ危険性を鑑み、技術者たちはガスを燃焼させてしまおうと考えた。当初は数週間で燃え尽きると思われたが、ガスの勢いは収まる事がなく、今も燃え続けているという。




しかし、この話に関する記録はなく、詳細は不明。1980年までガスの燃焼が確認できていなかったという地元の地質学者の証言もあり、旧ソ連が何かを知っているのではないか、という話もあるが、真相は謎のままだ。

2014年に探検家のジョージ・コロニス氏がこのクレーターに足を踏み入れて極限環境でも生息できる微生物のサンプルを手に入れているが、彼もこのクレーターに関する公式文書を手に入れることが出来ていない。

歴史学者のジェロニム・ペロヴィッチ博士によれば、記録が残っていないのは当時の旧ソ連の体制に要因があるのではないか、といわれている。当局の失敗は全て報道されず、成功したと報告されていたため注目されなかった。また、旧ソ連時代は天然ガスや石油等の天然資源は戦略的な極秘事項とされていたため、機密扱いにされていたのではないか、とのことである。

なお、この「地獄の穴」はトルクメニスタンが観光資源にできないかと考慮されている。しかし、周辺の天然ガスの採掘に影響を与えているのではないかと考えられて、今でも多くの問題を抱えている場所でもある。

[4K Drone] Darvaza Gas Crater (The Door to Hell) Turkmenistan

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画©Fearless & Far YouTube

 

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