
人の死に近い職業と言えば、医療関係者と並び葬儀会社の人々が思い浮かぶだろう。
そんな「おくりびと」の人たちだからこそ、語る事のできる霊体験もあるという。
今、動画アプリTikTokにて注目を集めているのが、かつて葬儀場で働いていた時の経験を語るモーティ・スタイン氏の実話怪談チャンネル「funeralhomeconfessions」だ。彼は多くの人を見送るチャペルや葬儀場にて奇妙な体験をしてきたと語る。
「数年前、お化けが出ると評判の葬儀場で働いていました。ここのチャペルにはロフトがあり、そこからチャペルの様子を見下ろす事ができました。このロフトに行くためには不気味なドアを開けて。ガタガタときしむ古い階段を登らなくてはなりませんでした。だから、誰かが上に行った時には皆がすぐに気づくものでした。私たちが2階のロフトから作業を見守っていると、誰のものとも解らない叫び声がしました。『ここから出て行け!』と威嚇するような声でしたが、私たち以外に誰もおらず、他の人が後からロフトに登ってきたという事もなく、声の主は今でも謎のままです」
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また、スタイン氏が遺体の管理を行っていた時のことだ。
「明日の葬儀に備え、家族が遺体と面会して帰った後のことです。私が最後に棺のふたを閉めようとしたとき、遺体の左手が右手の上にある状態で組まれているのに気づきました。そこで、右手を左手の上に乗せる形で組み替えて棺のふたを閉め、鍵をかけて葬儀場を後にしました。翌日、葬儀場に来て遺体の確認のために棺を開けた所、直したはずの手は左手が右手の上に乗る形で組まれていました。この日、私が葬儀場に一番乗りしたので、誰もいたずら出来なかったはずです。私は幽霊の仕業だと思っています」
彼のチャンネルはこのような体験談が数多く聞けるそうだ。気になる人はぜひ、TikTokで確認してみてほしい。
(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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