
毛むくじゃらの獣人UMAというと、北米大陸のビッグフットや中国の野人、ヒマラヤのイエティなど人間と同じ位か、それよりも体格の大きなものが多い。しかし、中には人間よりも小柄な獣人UMAも存在している。
インドネシアのオラン・ペンデクがその】代表格だろうが、この度オーストラリアにて新たな小型の獣人UMAの目撃報告が寄せられた。
このUMAを目撃したのはオーストラリアの野生生物の専門家であるゲイリー・オピット氏の家族だ。オピット氏は昨年12月20日にオーストラリアのニューサウスウェールズ州ニンビンにて、「自分の娘とそのパートナーがテナガザルのような類人猿と対面した」と証言している。
Beastly Theories: Nimbinjee Close Encounter – Gary details the history of Nimbinjee sightings, folklore and photographic evidence of tracks, handprints and stick structures in New South Wales, and recalls a very detailed night time encounter… https://t.co/NDmBSVviRj pic.twitter.com/WFp85KOUzH
— Sasquatch Chronicles (@sasquatchchron) February 11, 2021
オピット氏によれば、クリスマス休暇で家に規制していた娘と彼氏が午前2時頃、テナガザルのような毛むくじゃらで小さな人型の生物が屋根の上に飛び上がるのを目撃。その後、どうも2匹が屋根の上で互いに呼び合っていたようだったので、スマートフォンで鳴き声を録音することにしたという。
動画には奇妙な吠え声や喉を鳴らすような音が記録されていたそうだ。しかし、そもそもオーストラリアにテナガザルは生息していないし、問題の生物は直立二足歩行していて姿勢などがテナガザルとは全く違っていたという。
Beastly Theories (Episode 53) Nimbinjee Close Encounter – with Gary Opit
果たして、この生物は何なのだろうか。
霊長類学の研究者アンドリュー・マクグラス氏によれば、この生物は「ニンビンジー」という、オーストラリアで目撃されている生物だという。大きさは90~120センチ程度、褐色の皮膚に暗褐色や赤毛の毛皮で覆われており、直立二足歩行するため普通のサルとは違うものだという。昔からアボリジニの人々にも目撃されており、「毛むくじゃらの小さな男が肩をたたいてきた」「逃げるために戦わなければならなかった」という体験談も多かったという。
またオピット氏自身も1996年6月にクーニャム・レンジ(Koonyam Range)にてこの生物のものと見られる奇妙な鳴き声を聞いたそうで、2008年8月9日にはニンビンジーのものらしき小さな足跡を確認、足形をとることにも成功している。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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