
昨年11月にアメリカはユタ州の砂漠に突如出現し、話題を攫った謎の銀色の柱、モノリス。
高さは約3メートルほどで、全体が磨かれた鉄の板で構成された三角柱という形状をしている。これまで出現が確認された場所はアメリカのユタ州を筆頭にカリフォルニア州、ルーマニアやイギリスなど広範囲に渡っている。
また今年2月になって、久々にトルコに出現して注目を集めたが、こちらはトルコ政府によるパフォーマンスだった事が判明していた。
そんなモノリスが今度はアフリカのコンゴ共和国に現れた。しかし、今回のモノリスはなんと集まった現地の人々の手によって放火され、破壊されてしまったという。
こちらのモノリスは先週末にコンゴの首都キンシャサのロータリーに出現したものである。大きさや形状はこれまでのモノリスと似通っており、多くの人々が見物に訪れ、誰が何の目的で設置したのか噂になった。
噂はエスカレートし、17日水曜日には暴徒化した住民等が柱に放火。モノリスは金属の板を組み合わせて作られただけの簡素なつくりだったこともあり、あっと言う間に破壊されてしまったのだという。
Mysterious monolith appears in DRC’s Kinshasa
なぜ人々がこうも暴走してしまったのか・・・どうやら「モノリスの三角柱はフリーメーソンやイルミナティのシンボルを思わせる」ことから「何らかの陰謀で三角柱が建てられたのだ」という話になり、怖がった人々が倒してしまったということらしい。
アトラスでも紹介したが、アメリカなど一部地域のモノリスは海外のアート集団「The Most Famous Artist」が自身の作品の宣伝のために設置されたものだという事が判明している。しかし、コンゴに出現したモノリスも、同様のアート作品だったのかは現状では不明とのことである。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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