シーラカンスは「生きている化石」ではなかった!?

「生きている化石」とは、現在も生息している生物でありながら、原始的な形態や特徴を備えている生物たちを指す。オウムガイやカブトガニ、植物ではメタセコイア等が該当する。

中でもシーラカンスは「生きている化石」の筆頭といえるだろう。

シーラカンスは1938年に南アフリカにて生息が確認されたもので、発達した胸びれと背びれに加えて肺も有しているという、魚が両生類へ進化する間の状態の姿を保っている魚だ。実に6600万年前の魚類と同じ特徴を有していたため、これまで「生きている化石」と呼ばれている。

しかし、最新の研究によりシーラカンスは実は「生きている化石」とは言えないのではないか、という説が出てきて話題になっている。




科学ジャーナル「モレキュラー・バイオロジー・アンド・エボリューション(Molecular Biology and Evolution )」に掲載されたアイザック・イェラン氏による新しい研究結果によると、シーラカンスの遺伝子を研究した所、過去数百万の間に数十の遺伝子を獲得していた事が判明。

これにより、シーラカンスは「緩やかな進化の過程を経ていた」ことが伺え、先史時代から全く姿を変えていない、という前提が覆る可能性が出てきたというのだ。

今後の研究結果によって、シーラカンスの概念も変化していくのかもしれない。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Photo credit: smerikal on Visualhunt.com / CC BY-SA

 

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