トルコに出現したモノリス、設置したのは…意外な結末!

先日、アトラスではトルコの有名な古代遺跡ギョベクリ・テペの近くで久々に謎のモノリスが発見された旨を報告した。

昨年11月にアメリカのユタ州で発見されてから、ルーマニアやコロンビアなど様々な国にも出現したり、かと思えば数日で撤去されるなど様々な話題を振り撒いてきたモノリス。いずれも高さ約3メートルの金属製の三角柱という形状をしており、ある海外のアーティストグループが「モノリスは自分たちが設置したものだ」と主張して以降は騒動も沈静化していた。

それが今年2月になって再びトルコに出現、しかも上部にメッセージらしきものが書かれていたため、これまでのモノリスとは違うのでは?と注目を集めていた。

ところが、今回のモノリスについて意外な真実が明らかになった。




モノリスを設置したのはなんとトルコ政府。モノリスはトルコ政府が新しく立てた宇宙計画の発表に関連した宣伝のためのシンボルであったことが9日に明らかにされたのである。

トルコ当局は当初、世界遺産の遺跡の近くに急に出現したモノリスを監視し、野次馬を遠ざけるために警備員を派遣し、調査を行うことを約束していた。だが火曜日になってトルコのエルドアン首相が国をあげての宇宙開発プロジェクトを記者会見で発表したことから、全てが計画的なイベントであったことが明らかになった。

会見ではスクリーンに問題のモノリスの画像が表示され、上部に刻まれていた言葉「空を見ると月が見える」が改めて読み上げられた。トルコの宇宙計画は建国100周年を記念したもので、2023年までに「月との接触」を目指す予定だという。

この計画ではトルコ市民を初めて宇宙に送り込むことや、連合国との宇宙港を開発すること等が含まれており、展望が注目を集めている。文字通りの広告塔としての役目を全うしたモノリスは、会見が行われる数時間前には撤去されている。

Mysterious monolith found in Turkey, part of a space program

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

 

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