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 経済成長の象徴だった上海をはじめ、内陸部でも高層建築が続々と建造されていた中国。華やかな経済成長を象徴する高層建築だが、実は巨塔には、大いなる災厄を招く 「呪い」がかけられているというジンクスがある。

 武漢からはじまり今や世界中で蔓延している新型コロナウイルスも収束がみえなくなっているが、バベルの塔に相似する “巨塔の呪い”が、中国を崩壊させる日が近づいているのかもしれない……!
 
 巨塔を建てると、神の怒りに触れ、不幸が訪れる――。まるで、栄華を誇り、奢り高ぶる人間に戒めを与えるように、高層建築が建設されようとする地には神の怒りの鉄槌が下されてきた。

 『旧約聖書』に記されたバベルの塔に相似する “巨塔の呪い”が、現代の高層建築の周辺でも巻き起こっているのだ。本記事では巨搭の「呪い」の影響を受けたと思われる国々をご紹介する。


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日本の運気を激変させた東京の巨塔

 我が国も巨搭の「呪い」の影響を受けた、のではないかと囁かれている。東京スカイツリー(634メートル)が世界一の高さに到達したのは2011年3月1日。その10日後、あの東日本大震災が日本を襲った。

 地震から津波、原発事故へと連鎖した複合的な災厄は、まるでその年の5月に迫った本格開業に向けて熱狂する日本国民に冷や水を浴びせるかのようだった。

 東日本大震災を通じて、震災報道の混乱は国民にテレビを中心にマスコミ不信を植えつけるきっかけとなった。それまで原発や電力会社に対する批判がタブーだったことも明らかになった。

 また、原発事故が起こったことで電力業界に対する不満や疑問が噴出するきっかけとなった。

 世界最大の電波塔である東京スカイツリーの建設が呼んだかのようなタイミングで起きた東日本大震災が、当の放送や電力業界に鉄槌を下すことになったとしたら……まさに東京スカイツリーの呪いといえないだろうか。

 東日本大震災は、当時現役だった電波塔、東京タワーにも打撃を与えている。てっぺんのアンテナが地震の揺れで曲がってしまったのだ。これも新たな電波塔が招いた呪いの発現だろうか……。

 東京タワーが完成した1958年を振り返れば、日本はまさに高度経済成長期で、経済の上昇機運の中で、全日空機が下田沖に墜落し、創業後初の航空死亡事故が起きている。これも、巨塔が牽引する急激な成長に対する警告だったのかもしれない。


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アジア、ユーラシアを襲った巨塔の呪い

  マレーシアのクアラルンプールにそびえるペトロナスツインタワー(452メートル)。20世紀には最高層の巨塔として、また流麗なデザインで世界中の耳目を集めた巨塔だ。

 ペトロナスツインタワーの着工は1992年。完成は1998年。この時期のアジア圏を振り返ると、中国の改革開放政策によるアジア経済の成長的変動から、ヘッジファンドによる通貨空売りを招き、そしてアジア通貨危機に至った期間と重なる。マレーシアのみならず、フィリピンや香港、タイ、インドネシア、韓国にも大きな打撃を与えた。


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 一方、ロシアのモスクワには、近年までドバイのブルジュ・ハリファに抜かれるまでユーラシア大陸最高層だった巨塔・オスタンキノタワー(540.1メートル)がある。

 建設を始めた1967年4月には宇宙船ソユーズ1号が着陸に失敗し、人類史上初の宇宙飛行での死亡事故となった。アメリカとの宇宙技術戦争のさなかでソ連の大きな汚点として刻まれた。

 それに、オスタンキノタワーが建設される1967年から1976年にかけては、旧ソ連が急速に衰退していく時期と重なる。1968年には当時事実上、ソ連の支配下にあったチェコスロバキアで書記長ドゥプチェクによる「プラハの春」と呼ばれる改革運動が起き、ブレジネフ第一書記の権威は失墜。続いて中国との関係も悪化し、ついに1969年には中ソ国境のウスリー川のダマンスキー島(中国名:珍宝島)において両国軍による武力衝突が起きる。

 オスタンキノタワーでは2000年8月に火災が発生。消防隊員やタワーの職員ら3人が犠牲となり、全面的に改装を余儀なくされている。着工から現在まで災厄を招き続けるオスタンキノタワーを見ると、巨塔の呪いから逃れられない宿命をさえ感じるのだ。

 余談であるが、オスタンキノタワー近辺では頻繁にUFOの目撃情報があるということだ。


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9・11は巨塔の呪いを模した陰謀だった!?

 巨塔にまつわる災厄で思い出されるのが、9・11で倒壊したアメリカの世界貿易センタービル(WTC/528メートル)だろう。9・11にも “巨塔の呪い”が関わっていたという噂がある。

 WTCは、1972年にノースタワー、翌73年にサウスタワーが完成。ブレトン・ウッズ体制が崩壊し、国内景気の低迷に危機が迫る中、逆行するように2つのタワーが屹立したのである。

 それだけではない。1974年にはシカゴにシアーズタワー(現ウィリスタワー/527・3メートル)の完成が近づいていた。そのとき、第1次石油危機が起き、70年代のアメリカ経済に追い討ちをかけることになった。巨塔の建設を焦ることがなければ、事態は違ったかもしれない……。


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 建設直後から不穏な時代の空気を背負ってしまったWTCは、2001年9月11日の爆破テロによって倒壊した。崩れゆく双塔にバベルの塔を重ねて見ることもできるが、バベルとWTCには決定的な違いがある。

 バベルの塔を建設した人間の傲慢さに怒った神は、塔を倒壊させて人類が結束しないよう言語を分裂させた。WTCの倒壊は同じく対テロ戦争につながり、結束を破壊したかのように思えるが、そうではなく逆に「対テロの正義」という一つの価値観での結束を強いたという見方もできる。

 現在、WTC倒壊の跡地では「1ワールドトレードセンター」(541メートル)という新たな巨塔が2014年11月3日に開業した。建設当時の仮称であるフリーダムセンターから “1”を冠する名前に変わったのは、「世界統一の価値観(新世界秩序)を作り出す」ための象徴ではないか、という説がある。


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 だとすれば、WTCの倒壊は巨塔の呪いが発現したというよりも、何者かが図ったものではないか、と疑いたくもなる。もしかしたら、巨塔の呪いの様式を模して倒壊を招き、1ワールドトレードセンターを建てようとした。そんな大いなる計画が浮かび上がっているのかもしれない。

 となれば、新たな巨塔の完成前後には何が起きてもおかしくない。天災や不慮の事故、またはその姿を借りた災厄に十分な警戒が必要だろう。(後編に続く)

深月ユリア
ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血を受け継ぐ魔女占い師。ジャーナリスト、女優、ベリーダンサー、映画・イベントプロデューサーとしても活動

著書
あなたも霊視ができる本 」文芸社
世界の予言2.0 陰謀論を超えていけ キリストの再臨は人工知能とともに」明窓出版

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