金星には本当に生命が存在?検出のホスフィンに物言いが!

昨年9月、科学者たちは金星の大気中にホスフィンを発見したと発表、地球外生命が存在している可能性が出てきたとして注目を集めた。

金星は地球の隣に位置する惑星であるが、表面温度は摂氏460度、大気圧は地球の100倍を超えるため、生命の存在が限りなく低い惑星とされてきていた。

昨年のホスフィン発見の一報は科学界で大きな議論を引き起こしたが、本当に生命の痕跡と言えるのか、そもそも金星の大気中に実際にホスフィンが存在すると断言するのは時期尚早ではないかとの意見も寄せられていたのも確かである。

そしてこの発見から数か月後、The Astrophysical Journalに新たな論文が掲載された。それによると、金星の大気中に含まれていた二酸化硫黄が誤って解釈され、ホスフィンが含まれているという結果が示されたのではないか、というのだ。

研究チームは金星の大気に含まれていた成分を特定するために、金星の状態をモデル化し、これを使用してデータを再解釈した。その結果について、論文の共著者であるビクトリア・メドウズ氏は「金星の雲の中のホスフィンの代わりに、二酸化硫黄が検出されていました。データは対立仮説と一致しています。二酸化硫黄は金星の大気中で3番目に一般的な化合物であり、生命の兆候とは見なされていません」と語っている。

ライデン大学のイグナス・スネレン教授は「個人的には、これがホスフィン仮説の証明になると思います。もちろん、金星が完全にホスフィンを含まないことを証明することはできませんが、少なくとも現在では存在を示唆する証拠は残っていません」とギズモード紙のインタビューに答えている。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©WikiImages PIXABAY

 

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