「世界終末時計」残り100秒と史上最短!コロナ拡大の為に進展無し

皆さんは「世界終末時計」というものをご存知だろうか。

戦争や環境破壊など、様々な要因で人類が滅亡するタイミングを「0時」として、「0時になるまであと何分何秒」という形で示すものだ。第二次世界大戦中に用いられた大量殺戮兵器である原爆の開発計画やその後の冷戦期をふまえ、核戦争という危機を視覚的に見せる、象徴的なものとして作られたものだ。

終末時計は冷戦中の1947年に「残り7分」の状態からスタートし、冷戦終結後は17分の状態まで戻った。その後、環境破壊も考慮に入れられ、進んだり戻ったりを繰り返していた。

そして昨日28日(現地時間27日)、アメリカの科学雑誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は毎年の「世界終末時計」の時刻を発表した。今年計測された時刻は「残り1分40秒」、昨年と同じくこれまでで最も短い時間となった。




昨年は核軍縮が進まなかった事やアメリカとイラン、北朝鮮の対立、宇宙軍設立やサイバー空間を見据えた軍拡に加え、気候変動に関する各国の関心の低さから「残り1分40秒」と設定された。今年はそれに加え、更に新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延したこともあり、各国政府がこれらの脅威に対応できなかった。そこで、時間の変動は「無し」という事になったそうだ。

なお、世界終末時計については「警告のために考えだされたにも関わらず、時計の時刻は真夜中近くへ刻々と過ぎていく様子を考えると、警告が本当に届けたい人々の所へ届いていないのではないか」という意見も存在している。

世界終末時計を監督するBAS理事会のメンバーでありノーベル平和賞受賞者のエレン・ジョンソン・サーリーフ氏は「COVID-19は、すべての人命に対する世界的な脅威であり、脅威に直面した自己満足に対する恐ろしい警告です。集団行動と責任あるリーダーシップを通じてのみ、将来の世代のために平和で住みやすい惑星を確保することができるでしょう」と述べている。

「終末時計」過去最悪タイの「1分40秒前」

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Nuclear Grunge Symbol / Free Grunge Textures – www.freestock.ca

 

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