滅びた騎馬遊牧民、スキタイ王と王妃の顔をCGで再現

かつて中央アジアを中心に勢力を広げていた、騎馬遊牧民族国家のスキタイ。紀元前6~5世紀頃に全盛期を迎え、紀元前3世紀頃に滅ぼされたといわれているが、騎馬遊牧民の代名詞としてその名が使われたり、また遺伝的にも子孫が現代まで残っているという。

1997年、東シベリアにてロシアとドイツの遠征隊が2600年前のものとみられるアルザン2世の墳墓を発掘。木像の玄室の中には王と王妃の遺体が納められていて、金を用いた贅沢な衣装が身を包んでいた。

この度、ロシア科学アカデミーロシアの科学者らは王と王妃の遺体を分析し、レーザースキャンと写真測量技術を使用して3Dモデルを作成。生前の「顔」の再現を試みた。




人類学者のエリザベタ・ベセロフスカヤ氏とラビル・ガレエフ氏は「最も時間のかかる修復作業は、王の頭蓋骨に対するものでした」と語る。

「残っていたのは頭蓋骨の半分だけだったために、顔の部分の修復には大きな困難が伴いました。特に顔は半分未満しか保存されず、再現に重要な部分のほとんどが欠けていました」

苦労を重ねて再現されたアルザン王と王妃の顔は、非常に印象的なものとなっている。今も謎の多い滅びた騎馬遊牧民の姿が、今後の研究の結果明らかになっていくのかもしれない。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Russian Academy of Sciences Twitter

 

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