西洋の神秘主義者・超能力者・チャネラーが幻視した「神秘のニッポン」

西洋の能力者の目を通して「日本と日本人の深層」をのぞき込む

 神秘主義者、超能力者、チャネラーらの発言に対する人々の反応は両極端に振り切りがちだ。すなわち、スピリチュアルなものに興味のある人はそのまま真に受け、その逆に懐疑的な人は「アタマのおかしなこと」を言っているとして見下す。

 確かにスピリチュアルをネタにした確信犯的詐欺師も少なくはない。しかしながら、そうした能力者がもたらす情報の中に耳を傾けるだけの価値を感じられることがある。それは、集合無意識的な情報を敏感にキャッチしていると思えるケースだ。そうした情報は「現象として目に見えている世界」の背後にある秩序を知る参考になる。

 ただ、その場合でも言葉そのままに受け入れるのではなく、もたらされた情報を現実世界に即した形にかみ砕いて理解することが必要だ。なぜなら、どんなに優れた能力者であっても、未知の源泉からやってくる情報はどうしても、個人の経験やその者が属する民族・文化・宗教などのフィルターを通ってしまうから。それでは100%正確な情報とはならない。

 その「100%正確なわけでない」という前提を踏まえた上で、ここでは西洋の神秘主義者、超能力者、チャネラーらが「日本」という国やそこに住む民族についてどう語ったかという点に注目し、日本という国の特殊性や霊的役割について考察したい。西洋人に限定した理由は、彼らには基本的に日本人をひいき目に見るフィルターがないからだ。




シュタイナー「頂点は日本」

 シュタイナー教育で一般にも知られるルドルフ・シュタイナーだが、実は教育学者ではなくある種の神秘主義者であり、宇宙の記録庫とされるアカシックレコードを読み取ることができると主張していた。その彼によると「(世界の)頂点は日本」であるという。


画像 ウィキペディアより引用

 シュタイナーは、地球の本来の姿は正四面体(4つの三角形による立体)であり、それを丸く膨らませたものが球体の地球であると説く。さらに、正四面体の底面は南極、コーカサス、中央アメリカを結ぶ面であり、そこから頂点の日本に線(正四面体の辺)が向かっている、とも。

 その正四面体の各辺には火山が集中しており、いわばツボや経絡のように機能しているようだ。つまり、地球という天体の最重要なツボが日本ということになるだろう。

 これと似たことをディラージというアメリカ人ヒーラーも主張しており、彼は「日本は世界の丹田(中国医学における最も中心的なツボ)である」と説く。

 そのディラージはなかなか興味深い経歴を持つ。チベット仏教の高僧の下で癒しの技を学んだ彼は、その師から「我々から盗んだ技を持ってドラゴンの下へ行け」と促され、直感に導かれてインドの聖者・OSHO(オショー)の下へ。OSHOは70年代から80年代にかけて西洋のスピリチュアルムーブメントにおいて絶大な影響力を発揮した精神的指導者だ。

 そのOSHOも晩年は日本へ関心を向け、かつてバグワン・シュリ・ラジニーシと呼ばれていた名を、晩年は禅師を指す「和尚」を日本語読みにして「OSHO」と名乗るようになった。また、弟子たちに神社の鳥居について研究させたり、日本の覚者や伊勢神宮ゆかりの霊能者と交流を持ったりしていたという。

宇宙存在「日本人は、君たちの惑星でもっとも進歩的な種族」

 世界の中心が日本であり、日本が世界のひな形になっているという説は、明治・大正期に活躍した宗教家・出口王仁三郎のほか何名かの日本の霊能者や宗教家が唱えたものだが、ここで紹介したようにシュタイナーらも同じことを述べていることから、単なる「霊的国粋主義」的な主張として退けられないものがある。

 その王仁三郎は「(広島の)呉の海のあたりに龍神たちが住んでいた」というが、一方でチャネラーのリサ・ロイヤルは、プレアデス人(宇宙人)たちがかつて呉にほど近い宮島に基地を築いており、プレアデスと地球をつなぐ世界有数の扉の1つであったと主張しており、どこか関連性を感じさせる。


画像©Akira Shiroma PIXABAY

 さらに、プレアデス人たちは次のように述べているともいう(『宇宙人遭遇への扉―人類の進化を導くプレアデスからのメッセージ』(リサ・ロイヤル著、ネオデルフィ刊)からの引用)。

「日本は世界を統合する種族として、太古の宇宙人が期待を寄せたアジア人発祥の地です。また、公式コンタクトの有力な候補地である平和都市、広島のある国です。さらには、宇宙に通じる重要な『扉』の一つであり、地球のクラウン・チャクラでもある富士山がある国です。日本は今後の統合の時代において、重要な役割を担っている国なのです」

 宇宙人からのメッセージということになると字義通りには受け取りにくい。しかし、「宇宙人=未来的な知性」と解釈するなら、より良き未来をもたらすために人類の集合意識が選び取ろうとしている方向性を示すものとしてそのメッセージを捉えることもできる。つまり、日本のあり方が世界の未来を拓く上で参考になるということだ。

 なお、ハーバード大学教授としてLSDなど精神を解放する化学物質を研究し、アメリカの若者たちをスピリチュアルな道に導いたティモシー・リアリーは、宇宙から「日本人は、君たちの惑星でもっとも進歩的な種族であり、君たちの仲間に保護を与えてくれるだろう」というメッセージを受け取ったと述べている(『コスミック・トリガー―イリュミナティ最後の秘密』ロバート・アントン・ウィルソン著、八幡書店刊より引用)。これも大変興味深い内容だ。




世界一の超能力「日本は地球のヘソ」

 1992年11月にブルガリアから来日した「世界一の超能力者」と名高いベラ・コチェフスカもまた日本の特殊性に言及した能力者の1人だ。

 前世が日本人だという彼女は本人の希望により伊勢神宮に参拝。外宮・正宮への参拝を終えた直後、引き寄せられるように別宮・多賀宮へと向かい、感極まった様子で泣きながら祈りをささげたという。


画像©そらみみ ウィキペディアより引用

 さらに彼女は、「日本は地球のヘソのようなもの。宇宙からのエネルギーを一番ストレートに受ける特別な聖地です。実は、イエスも、ブッダも、モーゼも、マホメットも、日本に来たことがあるのです。瞑想により日本に霊魂として訪れて、この地に住む神霊と交わり、多くのことを学び悟ったのです」と語ったという(『文藝春秋』誌の平成5年3月号より引用)。

 にわかには信じられない内容だが、仏教のほかユダヤ教・キリスト教・イスラム教のコアとなっている霊性が古くから日本には存在している……と解釈するならうなずける。

 日本で災害が起きるたび、諸外国から「日本人の多くは無神論者のようだが、災害時の混乱にあってもなお道徳的な行動をとれるのはなぜなのか?」という疑問が呈されているが、それは特定の宗教の枠を超えた宗教性・霊性といったものが、日本人の心の奥底に宿っているからではないだろうか?

 おそらくベラ・コチェフスカはそれを言っており、また、リサ・ロイヤルやティモシー・リアリーもそうなのだろう。

 シュタイナーのいう正四面体地球の頂点にある日本には火山が集中し、ひんぱんに災害が生じてくる土地柄となっているが、その中にあって平静を保ってこられたのは、特定の宗教や文化にとらわれない宗教性・霊性あってのことではないか。

 それは我々にとっては当たり前のものになってしまっているが、西洋の人々の目には混迷を極める世界情勢の中で希望の灯として映っているのかもしれない。

(神谷充彦 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

トップ画像©yuzu PIXABAY

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