500冊限定、世界一番珍しいパスポート「神聖マルタ騎士団」

画像 ウィキペディアより引用

現在、地球上には300以上の国と地域が存在しているが、中でも一番珍しい「パスポート」はどこの国のものだろうか・・・。

恐らく現在世界で最も所有者数が少なく、珍しいといえるパスポートは「神聖マルタ騎士団」のものと言われている。パスポートの所有者数は2018年で約500人程度、しかし900年以上歴史のあるものだという。

神聖マルタ騎士団は正式名称を「エルサレム、ロードス及びマルタにおける聖ヨハネ主権軍事病院騎士修道会」といい、キリスト教のカトリックにおける騎士修道会である。かつては名前の通り、ロードス島およびマルタ島に領土が存在したが、現在では領土が無くなっているため国土は存在しない。

しかし、国際法上での「主権実体」を認められており、現在はイタリアの首都ローマのマルタ宮殿に騎士団中央政府が存在する。敷地はイタリア領であるが、建物内部はイタリア当局から治外法権を認められているので、入境時はイタリア入国とは別に許可が必要となる。




神聖マルタ騎士団は12世紀にエルサレム巡礼者のための保護を任務として設立された騎士修道会、聖ヨハネ騎士団が現代まで続いているものであり、領土を失った現在でも110カ国と外交関係を持ち、5カ国と公的な関係を、パレスチナとは特命全権大使レベルの関係性を有しており、国際連合では総会オブザーバーの待遇となっている。

また世界中に12の管区、48の国家支部、133の外交団、33のボランティア隊を展開している。全世界には13500名の騎士、80000名のボランティアスタッフ、42000名の有給専門職を擁しているといい、医療分野等の慈善活動を行っているそうだ。

なお、神聖マルタ騎士団のパスポートは使えない所も多いという。

発行数が少ないのは、使う機会が少ない事とも関係しているのかもしれない。また神聖マルタ騎士団には他にも独自の通貨(1Scudo=€0.24)や切手、車のナンバープレートも発行されており、第二次世界大戦中は人道的救援物資の輸送のために空軍を有したこともあったという。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

 

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