
2017年、インドネシアのスラウェシ島の洞窟にて、4.5x 1.8フィートの大きさの壁画が発見された。
その後に行われた年代測定により、少なくとも約4万5千年ほど前に作成されたことが判明。もし、この年代が正しいと仮定するならば、世界最古の動物を描いた絵であるだけでなく、最も古い比喩的な表現を用いた芸術作品でもあるという。
この壁画で描かれているのは島の固有種であるイノシシだが、人間よりもはるかに巨大に描写されている。
画像分析の専門家は、このイノシシは昔から狩りの対象になってきたものであり、人々の食物のなかでも重要なものであったことを伝える意図で大きく、誇張表現を用いて描かれたのではないかと推測している。
スラウェシ島には他にも洞窟壁画が存在しており、2019年後半に世界で最も古い狩猟の光景を描いたとされる多くの壁画が発見されている。
Oldest Cave Art Found in Sulawesi
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画©Griffith University YouTube