スターダム必至、また新たな「枕営業の嬢王」が現れた!

【なぜ美人タレントは、まくら営業をするのか】

 以前この連載で、芸能界のまくら営業について書いたことがある。今更だが、おさらいしておくと、まくら営業とは、芸能人のうちタレント・歌手・俳優など“出方”といわれる、人まえに出る仕事をする人たちが、主に権力者に自分自身を提供し、仕事をもらうことをいう。

 主にというのは、権力者側から、無理やり「俺とやれ」と、強要があるからである。このとき、それを断ったがために、激戦のオーディションを突破して、自他ともに実力を認められていながら、所属事務所をやめさせられたばかりか、芸能界からも追放された女の子を私は何人か知っている。

 逆に、イヤイヤながらも、その誘いを受けて仕事をもらった女の子もいたが、やはり心に深い傷を負っていた。芸能界に古くからある闇の部分なのである。

 それでも、絶えることなく、芸能界での仕事にありつくために、なかんずく、スターダムにのぼるために、まくら営業をする芸能人は後を絶たない。

 前回書いた時点では、大手プロダクションに所属していた、元美人モデルの女優が、まくら営業の女王様といわれていた。彼女は、そのとびぬけた才能だけでも、スターになれたにもかかわらず、せっせとまくら営業を重ねて、押しも押されぬ人気女優に成り上がった。




「まあ、美人であるとか、勘とか、というのとは別に、まくら営業には“適性”というものがあるんですよ」

【デキる子と出来ない子がいる】

 そう教えてくれたのは、ある中堅芸能事務所でのマネージャー経験のある、芸能ライターである。

 具体的に、適正とはどんなことを言うんですか?

「まあ、簡潔に言ってしまえば、セックスに慣れているということです。これね、勘違いされがちなんですが、セックスの経験が多いとかね少ないとかは、あまり関係ないみたいなんですよ」

 う~ん、分かりづらいですね。

「なんていうか、そういうことに生まれつきなのか、周囲の環境のせいなのかは知りませんが、割と平気な人たちがいて、そういうのが、ガンガンまくらの営業を仕掛けていくんですよ」

 割と平気ねえ・・・。

「たとえばですね。モデル出身のAは、彼女自身はいたって現場なんかでは、評判のいい女優なんですけれど、所属事務所の社長が変態の性癖の持ち主で、自分のところの女優やタレントに手を出すので有名だったんです」

 知っています。片っぱしから、だったと聞いていますが、彼の場合は、自分の誘いを断ったからといつて、その子を干すようなことはしない人でしたよね。ビジネスとしてそこは割り切っていたとか。

「ええ、なんですが、逆に自分に対しての奉仕の具合で、ものすごく、仕事をプッシュしてくれるんですよ。Aの場合は、大手の化粧品会社のキャンペーンガールとして、それはもう強く、広告代理店に押し込んであげたんです」

 ふーむ・・・まぁ双方が納得しているのなら、それで丸く収まってしまう話ではありますが。

「そこが、まくら営業を語る上での難しさでね。人としてやっていいものではないことなんだけれど、合意があってというとなると、突っ込みづらいでしょ?ただね、こういうことが慣習化しているからこそ、犠牲者が出るのが後を絶たないのも現実であってね」

 要は、芸能界の意識改革ていうものですかねえ。そんなものがあればの話ではありますが・・・。

「ないでしょうね。この先もずっと。だから、また次の“まくら営業の女王様”が、生まれてしまったんですよ」




 あら、新女王が誕生しちゃったんですか?

「ええ。今度のはね、正統派かつカワイイ系の美人さんです」

 というと、ある程度限られてきますが。大河の女優さんとか、千年に一度の美少女とかではないですよね。

「違いますよ。怖いこといわないでくださいよ。その彼女たちの後を追う立場の女の子です。早くから注目されてはいたんですが、なかなか大ブレイクというとこまではいかなくて、そこに焦りがあったからじゃないからかとねいわれてはいます」

 ああ、わかりました。方言が可愛かった、けっこうCMでは話題になっていた、あの子ですね。

「はい。彼女ね、先にブレイクした二人に対してものすごく、憧れとライバル心をもっていて、なんとかその立場に追いつきたいと思っているんですよ」

 うーん、なかなかハードルが高いですね。大河の女優にしたところで、前任者がコケたから掴めたチャンスなわけですし。千年に一度の美少女にいたっては、あれだけの逸材となると、芸能界でも稀なレベルですから・・・。

「それがわかっていればこその、まくら営業攻勢なわけですよ。彼女がその気でいることが、分かったら、そこにつけこもうとする関係者が群がり始めたという状態なんです」

 魚心あれば、水心ありていうわけですか。

「ただね、そこにこのコロナ騒ぎでしょ。いくら『まくらやります』といっても、元々の仕事自体がなくなりつつあるのが現実で、彼女はかなりキツいんじゃないかな」

 聞くのもツラい話なのだが、彼女にはどうかほどほどにしておいたほうが、将来的には特になることを理解してもらいたい。

(ヴァールハイト及部 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Engin Akyurt PIXABAY

【著者紹介:ヴァールハイト及部 1968年 横浜市出身 大学卒業後サラリーマン生活を経て、フリーランスとして、映画・ショービジネス界で仕事をしている。芸能界ウォッチーでもある。】

 

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