新型コロナ除けになる…福島県の民芸品「赤べこ」が売れまくり!

2021年の干支は丑。そのためか、牛にまつわる寺社仏閣や縁起物に注目が集まっている。

中でも今年、注目されているのが民芸品の「赤べこ」だ。福島県伝統の民芸品で、紙張り子で牛を象った形の首振り玩具だ。

赤べこは子どもの魔除けを願って作られたもので、全身赤いのは魔除け、厄除けのためとされている。また、体に斑点模様があるが、これは痘、病気で出来る水ぶくれを表している。

そう、かつては非常に死亡率の高かった病気「天然痘」を表現したものなのだ。現代は天然痘ワクチンが出来ているが、そのような物もなく衛生状況も現代より劣悪だった昔は幼い子どもがかかると死亡する確率も高かったという。そのため、牛を象ったおもちゃが子どもの身代わりになるようにと赤べこの体に痘の模様を描いたのだ。

赤べこが全身を赤く塗られているのには複数の理由がある。




天然痘の疫神「疱瘡神」は犬や赤色を嫌うとされていたため、昔から疱瘡除けの護符等には「赤色」が用いられてきた。これには古代から魔除けとして赤色が用いられてきた伝統があるのではないかと言われている。

また、地元福島県の伝説も関係しているという。福島県の古刹、圓藏寺に伝わる伝説によれば、今から400年前に大地震がこの地を襲ったとき、寺はもちろん宿坊や民家など大半が倒壊してしまった。圓藏寺も本堂を再建しようとしたが、高台にあったため木材が到着した川岸から寺のある崖の上まで運ぶのは人力では非常に大変なことだった。

人々が困り果てていると、どこからともなく赤い毛の牛が群れで現れ、木材を運ぶのを手伝ってくれた。人々はたいそう喜んだが、本堂が完成する前に牛たちは姿を消してしまったという。この伝説から、赤い牛のおもちゃ「赤べこ」が作られるようになったという。

赤べこは福を呼び、疫病を退けるという。昨年に引き続き新型コロナウイルス感染症で悩まされている今年にふさわしい民芸品といえるのではないだろうか。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 赤べこ A-mu

 

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