丑年だからこそ行きたい「牛に引かれて善光寺参り」

画像 信州善光寺 / bryan…

2021年の今年は丑年。一年の願掛けや厄避けには、やはり干支の「牛」にちなんだ場所を選びたい所である。

牛にまつわる寺社仏閣といえば、外せないのが長野県の善光寺だ。

善光寺には昔から「牛に引かれて善光寺参り」という不思議な話が伝えられている。

昔、信濃の国に心の貧しい老婆が住んでいた。ある日、軒下に洗濯した布を干していたところ、どこからかやってきた牛が角に布を引っ掛けて走り去ってしまった。老婆は牛を追いかけたものの、なかなか牛の歩みは止まらず、ついには夜になり善光寺の金堂前まできてしまった。

夜になって周囲が暗くなったにも関わらず、善光寺の光明は昼のように明るく、光に照らされた牛のよだれが文字のようになっていた。




「うしとのみおもひはなちそこの道に なれをみちびくおのが心を」(牛とのみ思いすごすな、仏の道にお前を導くわたしの心を)

この文面を読み取った老婆はすぐに全てを悟り、その夜は一晩中善光寺で念仏を唱えて夜を明かしたという。

そして、帰り道の途中で家の近くにあった観音堂を覗くと、堂の中の観音像の足下に牛によって持っていかれた布が落ちていた。あの牛は観音様の化身であったのだと気づいた老婆はそこで心を入れ替えたという。

これが有名な「牛に引かれて善光寺参り」の話である。この話は、たとえ信心のない人であっても如来様は慈悲をかけて導いてくれる存在である、ということを伝えるものとされている。

今年は丑年でもあるので、これを期にお参りしてみるのもいいのではないだろうか。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

 

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