オークションに出品『コティングリー妖精事件』の写真が一般公開!

1919年に世に出て以来、多くの人の議論の的となり、注目を集め続けていたコティングリー妖精事件。

イギリスのコティングリーに暮らすエルシー・ライトとフランシス・グリフィスという二人の少女が森の中で撮影に成功した妖精たちの姿は、コナン・ドイルら著名人をも魅了し、真贋論争を呼んできた。

最終的に大半の写真が少女らによるトリック写真だと判明したが、少女たちは最後まで自分たちは本当に妖精を見たと主張していたし、一枚は絶対にトリックを使っていなかったと告白していた。

Fairies at the Bottom of the Garden and the Case of the Cottingley Fairies




そんなコティングリー妖精事件のネガから印刷された写真の一部が2019年にオークションに出されていた。

これはドミニク・ウィンター・オークションにて主催者が出品したもので、撮影された時期に限りなく近い時期に現像された一枚と考えられている写真だ。これらは現在イギリスを離れてアメリカはテキサス州オースティンのスティーブ・ブスティ博物館の所有となっている。

そしてこの度、博物館側はこの貴重な妖精写真を一般展示するに至ったと発表した。

その写真は1917年に撮影された「フランシスとフェアリーリング」と題されたものであり、コティングリー妖精事件が世間で話題になっていた時に英国写真ジャーナルの編集者ジェフリー・クロウリー氏がネガから複写、1985年5月の号に掲載してトリックを暴いた写真の一枚でもある。

多くの大人たちが見破れなかった写真の一枚が時を越えて展示されるというのはなかなか興味深いものがあるのではないだろうか。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©andy Stewart , Seattle, WA, USA

 

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