画像©NASA
地球の軌道上には、UFOの基地とも巨大な母船とも言われる「ブラックナイト」が存在していると言われている。
皆さんの中にも、地球上空に浮遊する不気味な黒い物体を捉えた写真を見たことがある人もいるのではないだろうか。UFOや衛星という名称からは一線を画す、どこか有機的にも見えるこの物体の正体については長らく議論の的となっていた。
ブラック・ナイトに関する話は19世紀までさかのぼる。
発明家ニコラ・テスラが電波実験を行っていた折、地球外が発信源となる奇妙な信号を受信。20世紀になると、宇宙飛行士のゴードン・クーパー氏が1963年のミッション中、宇宙空間にUFOを見たと報告。1960年に米海軍が暗い色のスパイ衛星を検出したという報告も手伝い、地球の軌道に存在する、エイリアンの監視基地の可能性についての信憑性が増していく。
そして1998年にNASAが不気味な黒い物体をカメラで撮影、ブラック・ナイトの実在が明らかになったと騒がれたのである。
だが、ブラック・ナイトは実際には様々な現象が組み合わさって産まれた都市伝説のようなものだったのではないかと考えられている。
1998年にNASAが撮影したブラック・ナイトとされる黒い金属の塊の正体は、実際には冷戦中に極秘で打ち上げられた米国の偵察衛星を検出から保護するために使用された「サーマルブランケット」である可能性が高いと言われている。また、ニコラ・テスラが受信した地球外からの信号は超新星などの天体活動によって生じた電波や、パルサーに起因していると考えられている。
その後もブラック・ナイトと考えられる物体が捉えられたりしているが、現状ではいずれもスペースデブリ以上のものであることを示唆する証拠は出てきていない。しかし、それでも未だに正体不明のものが確認され続けているため、ブラック・ナイトの存在が消え去ることはそうそうないと考えられている。
Algunos astronautas han comentado de ese extraño artefacto que vieron por vez primera orbitando nuestro planeta. Lo llamaron satélite extraterrestre "Black Knight". Sin embargo la NASA lo atribuye a una teoría conspirasionista. #OVNI #UFO #Extraterrestres #Alien #Misterios pic.twitter.com/YzUwXb3rKo
— ✨ @ℓєϰαи∂єя нєℓϐєяτ 🇵🇪 (@AlexandrHelbert) December 9, 2020
（飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部）
