金縛り中の悪夢の中に必ず現れる怪人「黒い帽子の男」

読者の皆さんの中にも、悪夢を見たことのある人は多いだろう。恐らく一度も悪夢を見たことの無い人は存在しないのではないだろうか。

だが、その悪夢の中に「黒い帽子をかぶっている男」がいた、という経験を持つ人はいるだろうか?

「黒い帽子の男(帽子男)」は近年海外を中心に知られている「夢の中に出てくる謎の人物」である。夢の中の男、というと世界中を騒がせた「This Man」を想像する人もいるかもしれない。あちらは独特の風貌の男が夢の中に出てくる・・・という都市伝説であり、社会実験であったが、「黒い帽子の男」はとある人物の実体験を元にしている。




アメリカはテネシー州ナッシュビル在住のティム・ブラウン氏は、14歳の頃に「黒い帽子をかぶった長身の男が現れる」という悪夢を見た。その後、頻繁に同じ人物が出る悪夢を見るようになったため、2008年に「The Hat Man Project」というサイトを立ち上げて「自分と同様の悪夢を見たことのある人はいないか」広く意見を募ってみた。

すると、世界各地から「見た」という人の声が寄せられたのである。

彼の体験を聞いてから見るようになったという人もいれば、前から夢に出てきたという人もいた。「黒い帽子の男」とその夢の概要は以下の通りだ。

まず「黒い帽子の男」は全身真っ黒で顔がなく、帽子をかぶっていることしか解らない。しかし、まるでこの男性に殺意とともに見つめられているような、恐怖感と息苦しさを感じてしまうという。この男が出るとほぼ間違いなく金縛りにあい、やっと動けたと思うと男は姿を消している・・・というものである。




ただし、専門家によれば、この「黒い帽子の男」は睡眠麻痺の際に見た幻覚にすぎないという。

「黒い帽子の男」はその人が印象的に感じた外見が反映されただけだというのだが、では世界中で相当な数の人が目撃したと証言しているのは何故なのだろうか。

前述の「This Man」では、はじめから社会実験のための創作だったにもかかわらず、「この男が夢に出てきたことはありませんか」と呼びかけたことで数えきれないほど多くの「This Manの遭遇者」を生んだ。

これはあまりにも特徴的な「This Man」の外見とエピソードを見て強烈な印象を抱いた人の脳による投影像が夢に現れたのではないかとみられている。「黒い帽子の男」も、「This Man」と同様に呼びかけによって脳内で増殖した怪人だったのかもしれない。

Hat Man nightmares and sleep paralysis are happening around the world

(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Roberto Cortes PIXABAY

 

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