黙示録に関するニュートンの「異端」メモ

画像©ウィキペディアより引用

「万有引力の法則」を発見した物理学者アイザック・ニュートンは、その一方で錬金術やピラミッド、世界の終末等の今でいうオカルト系の事象についても強い関心を持っていた。

錬金術は現代化学の前身といえる物でもあり、彼が興味に基づいて様々な手記を残していたことは既に知られている。今回発見されたものは、聖書の黙示録で書かれた「世界の終わる日の予測」に関する内容であった。

またニュートンは生涯を通じてキリスト教研究にも打ち込んでおり、1690年頃に『ダニエル書と聖ヨハネの黙示録の預言についての研究』を執筆している。ここでは天文学手法を用いて聖書の出来事の年代を確定し、「ダニエル書」や「ヨハネの黙示録」を独自に解釈している。

今回新たに発見された手記はこれらの聖書研究に関するもので、幾つかはすでにオークションで375000ドル(約4000万)以上の入札価格となっている。




手記にはエジプトのギザの大ピラミッドと、「キュビット」として知られるエジプトの測定単位に対するニュートンの関心が詳しく説明されている。彼はこの単位を定量化できれば、自身の重力理論を洗練し、最終的に世界の終末を予測することを可能にする幾何学的洞察が導き出せると考えていたようだ。

この手記について、サザビーズの写本専門家ガブリエル・ヒートン氏は「ニュートンは自身の重力理論の証拠を見つけようとしており、古代エジプト人が錬金術の秘術を保持していたという考えから研究に至ったようだ」と述べている。

しかし、この手記の内容は執筆時点ではキリスト教では異端と見なされる内容であり、公にはされなかったようだ。もしこの手記が表に出ていたら、おそらくニュートンの全ての研究結果は否定され、世に出ることもなかったのではないか、と考えられている。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

 

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