患者の胸部に生きたゴキブリ!?ジンバブエのレントゲン画像騒動

日本の都市伝説で、「生きたゴキブリを食べた人が後で亡くなった。体内でゴキブリが生きており、内臓を食い荒らされたからだ」という噂話がある(ゴキブリの卵を誤って食べる、などの話もあり)。

気持ち悪く、現実にはあってほしくない話だが、アフリカでその実例が発生していた!?という話があるようだ。

2019年9月、衝撃的な写真がTwitterに投稿された。

ジンバブエのルサペ総合病院に、ある男性が胸に痛みを感じて受診に訪れた。医師が胸部のX線写真を撮ると、そこには巨大なゴキブリの影が。なんと、男性の胸部には生きているゴキブリが巣くっていたのである。

医師は専門医がインドにいるため、向こうで手術をするように勧めた。ジンバブエからインドまでは距離がある上に大手術になる可能性がある。男性は家財を売ってまで手術費用を工面してインドの病院に向かったが、インドでX線写真を撮影したところ男性は完全な健康体であり、ゴキブリは影も形も見えなかった。




実はゴキブリはジンバブエの病院のレントゲン装置の中に潜んでおり、男性の胸の上にあたる箇所にいたので一緒に写ってしまったのだ…というものである。

都市伝説がそのまま形になったような写真に対してネタバレが行われたような流れになっているが、実はこのオチまで含めてすべてが創作である。

まず第一に、ジンバブエでレントゲン写真にゴキブリが写り込んだという報道は存在しなかった。そもそもネットをたどっていくと、この画像は何年も前から舞台を様々な国・・・ナイジェリアや他のアフリカ諸国に名前を変えてネットでネタにされ続けてきた画像だったのである。

そもそもの画像胸部X線画像に目を向けてみると、なんと、この画像はアメリカの女優マリリン・モンローのものだったことが判明した。

1954年、マリリン・モンローは子宮内膜症の手術のためにレバノンの病院に入院している。この時撮影された彼女の胸部X線写真には当然ながらゴキブリは写っていない。恐らく、様々な都市伝説を踏まえてPhotoshop等で合成された画像であると考えられている。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©lkcjjang40090 PIXABAY

 

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