
ポケモン都市伝説の中に「裁判で訴えられたポケモンがいる」という話がある。
初代ポケットモンスターに登場したポケモンのうち、『ユンゲラー』というエスパーポケモンのことで、手にスプーンを持ち超能力を持つ。
このユンゲラーのインスパイア元になったのがスプーン曲げで超能力ブームを巻き起こしたユリ・ゲラー氏だ。
彼は2000年11月にポケモンのカードゲームが販売された際、自分の名前と特徴を備えたユンゲラーの存在について「任天堂は私を邪悪でオカルトなポケモンのキャラクターに変えた。任天堂は私の名前と署名画像を使って私のアイデンティティを盗んだのだ」と主張、ロサンゼルス連邦地方裁で任天堂に対して損害賠償請求を行ったのだ。
その後、ユンゲラーはゲームには登場しているものの、カードゲームには存在しなくなってしまった。
ところが20年経った今年の11月29日、ユリ・ゲラー氏は公式Twitterにて「20年前にやったことは本当に申し訳ない」と謝罪、ポケモンのユンゲラーの使用許可を認めたのである。
I never realized how powerful and important it was for me to lift the ban on Yungeller/Kadabra, especially for all the kids around the world!
I'm sorry for what I did 20 years ago, but you can learn from mistakes even more than you can learn from success!#kadabra #pokemon pic.twitter.com/3YuxrUHzgq
— Uri Geller (@TheUriGeller) November 29, 2020
彼は「禁止を解除します。私の#kadabra(ユンゲラーの英語名)#pokemonカードを取り戻すのは今やすべて#Nintendo次第です。これはおそらく今では最も希少なカードの1つになるでしょう!すべての人に多くのエネルギーと愛を!」とユリ・ゲラー氏は述べている。
ユンゲラーがポケモンカードに再登場する日も近いのかもしれない。
画像『Kadabra: ユンゲラー Yungeraa Pokemon Notebook Blank Lined Journal』