
イギリスのウェールズ地方北部のデンビーにて、一組のカップルが16世紀に建造された農家を買い取り、リフォームしていた。
すると、彼らは階段の下に秘密の小部屋があるのを発見。部屋を開けたところ、なんと動物の頭蓋骨で満たされた「魔術の巣」を見つけてしまったのだ。
彼らは古代の階段の下に奇妙な束が詰め込まれたスペースを発見、それを取り除いたところ、魔女や悪魔を捕まえるために前の所有者によって設定されたらしい神秘的なアイテムの数々を発見したのだった。
「階段は、出入り口を横切る形で建てられていました。その下の隙間は、古い木造のフレームを修理したことによって明らかになりました。暗闇をのぞき込んで中のすべての物体を見つけるのは非常に不気味であり、最初は瓦礫の中から靴を数足しか見ることができませんでした」と発見者は語る。
地下からは動物の頭蓋骨、毒で満たされたボトル、変わった靴や帽子か発見されたという。これらは悪霊を追い払うための道具だったようで、もしかしたらこれらの謎を解明できるかもしれない、「ヴィッキー」というニックネームの女性の恐ろしい絵と、古い領収書も見付かったという。
中でも奇妙なものは多くの靴た。重い男性用のワークブーツから幼児用の靴まで、8つの状態の良い靴が左側だけ並べられていたという。
魔女は階段などの場所の「間」、または夕暮れや真夜中のチャイムで家に入るという古い迷信があるという。昔の人々は靴などのアイテムには着用者が残した香りに悪魔や魔女が引き付けられると考えていたようである。この原理で悪魔らを靴やブーツに閉じ込められることもできると信じられていたようだ。
また馬の頭蓋骨についても、馬の頭蓋骨の冠をかぶった白いシートを身に着けてから旅行するという古代ウェールズの新年の伝統であるマリ・ルウィドとの関連があるのではないかと考えられるそうだ。
恐ろしい物品が次々と出てきたが、カップルは魔術を恐れていないとのこと。二人はこれも当時の文化であると考え、見付かった頭蓋骨と靴を注意深く元に戻して保管することを決めたという。
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HOUSE OF SPELLS Couple find ‘witchcraft den’ filled with animal skulls in secret nook under staircase while renovating 16th-century home
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Peter H PIXABAY