
先日、アメリカ・ユタ州の砂漠で奇妙な四角い金属の柱が発見、誰が何のために設置したものか全く不明であったため、世界的に注目を集めることとなった。あまりに謎だらけの鉄の柱は、まるで映画に出てきたあの不可思議な物体を思わせるということで、モノリスと呼ばれている。
誰が何の目的で設置したのか解らないもののため、当局はモノリスの場所を公開しなかった。野次馬が現地を訪れ、勝手に触って現地を荒らしたりしないようにするためだ。今のところ、Google Earthで現在地が特定されたものの、周囲が整備されていないため、現地を訪れる人はいないようだ。
ユタ州謎のモノリス、GoogleEarthで所在地判明…実は数年前から存在?
モノリスの場所とは別に注目されたのが、果たしてこのモノリスは誰が何のために設置したのか、というものだ。
モノリスは高さ約3メートルで磨かれた鉄板を組み合わせたもののようであり、よく見るとネジ穴が複数存在しているように見える。これらの特徴から、芸術作品に関する情報を取り扱うThe Art Newspaper 紙が、ミニマリストの芸術家であるジョン・マクラッケン氏の「独立した板の彫刻(free-standing plank sculptures)」に似ていること指摘。
The David Zwirner gallery says the mystery monolith buried in the Utah desert is the work of John McCracken, a…
現在、この作品を展示しているDavid Zwirner Galleryも「これは間違いなくジョンの作品だと思います」と語っている。
なお、ジョン・マクラッケン氏は2011年に亡くなっている。ギャラリー側は、「危険を犯さなくても、ユタ州のモノリスは我々のギャラリーに展示中です」と述べている。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Utah Highway Patrol