『聖杯の謎』500年前の文書によって遂に解明か?

キリスト教における重要な物品が聖杯だ。

聖杯はイエス・キリストが最後の晩餐で葡萄酒を飲んだ杯であり、アリマタヤのヨセフが磔刑になったキリストの血を集めて受けた杯である。

本物の聖杯は未だに所在が解っておらず、聖杯を探し求める話は古代の伝説から現代の映画の題材に至るまで、何世紀にもわたって謎と共に語り伝えられてきた。また何十人もの人々がこの聖遺物を探し求めてきた。

そして現在、スミソニアンチャンネルのドキュメンタリー番組は古代の記録が聖杯の最終的な保管場所を見つけるための鍵となる、と語っている。

聖書では、聖杯は聖墳墓教会に保管され、崇敬を受けてきたという。しかし、それから500年後に巡礼者のアントニヌス・ピアチェンツァがエルサレムの聖地の説明の中で「最後の晩餐で私たちの主が祝福したオニキスの杯」を見たと言及しているのだ。

番組では、500年の間に何があったのか推測を重ねている。最後の晩餐で用いられた聖杯は初めて聖体拝領のために用いられたものでもある。

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イングランド国教会の司祭ロビン・グリフィス・ジョーンズは、その物体がイエスの近くにいる人々によって守られていると固く考えており、「使徒たちは、その夜に裏切られたイエス・キリストの証を保持したいと考えたでしょう」と語っている。

そしてノースカロライナ大学のジェームズ・ターボル教授は、2016年に次のように述べている。

「その後に起きた新しいキリスト教運動で、最後の晩餐の家が集会所に使われ始めたと思われます。彼らはイエスと同じ空間で聖なる場所にいると感じたいと思っていたでしょう。 聖遺物等の多くを見ることができたので、まるで美術館のようだったはずです」

2014年3月、2人のスペインの歴史家が、スペイン北部のレオンにある教会で11世紀から保管され続けてきた聖杯を発見したと主張した。科学的な年代測定により、この杯は紀元前200年から西暦100年の間に作られたことが確認され、また聖杯の所在に関する3年間の研究を含むデータも提示された。

説得力のある証拠が多く出されたが、本物の聖杯だったのかどうか確実に知る方法は無い。 しかも世界中のさまざまな場所で、およそ200もの聖杯が存在するとされているのだ。

また、多くの学者から聖杯がこれまでに存在したことがあるかどうかすら疑問であるという意見も出てきている。はたして、本物のキリストの聖杯が見つかる日は来るのだろうか。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Markus Baumeler PIXABAY

 

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