
10月31日のハロウィンは、元々古代ケルトに端を発する行事だ。
一年の収穫を祝い、悪霊を追い出す宗教的な意味合いのある行事だったが、現在ではだいぶ娯楽色の強いものとなっている。そのためか、ハロウィンが近づくと幽霊や妖怪の話題が注目を集めるようだ。
先月10月26日、アメリカのテキサス州アーリントンの町で、市民から「不気味な怪物が町を出歩いている」という通報が相次いで警察に寄せられた。
その怪物は全身が黒く、身長は約3メートルもあり、足は5本もあったという。動きは遅く、ナマケモノのようにゆっくりと夜の町中を移動していたそうである。通報が1件だけならば見間違いとも思えたが、通報件数がかなりの数に上ったため、2人の警官が現場に急行。その「怪物」を捕まえることに成功した。
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正体は・・・何の事はない、ハロウィンの仮装をした地元の男性にすぎなかった。
黒い布をつなぎ合わせた独自のキャラクターの着ぐるみを作成し、友人らを脅かせようとしていただけだったようだ。巨大な怪物は40ドルほどの金額と、1週間の作成期間で生み出されたハリボテだった。
男性は本物の怪物と間違われているなど夢にも思っていなかったそうで、騒ぎを起こしてしまった事を謝り、警察も指導した程度で騒ぎは収まったそうだ。
画像&動画©arlingtonpolicemedia YouTube