アンモナイトのような殻を持つ珍しいイカ、遊泳映像の撮影に成功

現在のイカやタコの先祖は大きく重い殻をかぶっていたアンモナイトだといわれている。大きく渦を巻いた巻貝は今では退化してしまったが、一部の種類には殻が残っているものもいる。

今回、そんな昔の姿を残す珍しいイカの姿が初めて動画に捉えられて注目を集めている。

10月26日、オーストラリアのクイーンズランド沖で非常に珍しいイカの遊泳映像が撮影された。約7センチ程度と非常に小さなイカ、トグロコウイカだ。このイカの最大の特徴は、他のイカやタコが失ってしまったアンモナイトのような巻貝状の殻を持っているという点である。




普段は深海に生息しているが、夜になると100~300メートル付近まで上昇してくるという。この殻を用いて浮力を調整しているとみられており、殻は軽くて丈夫なため、死後は浜辺にこの殻のみが漂着することも多いという。

トグロコウイカの泳いでいる様子が撮影されたのは今回が初めて。これまでは海岸線に漂着した死体などから標本を得るしかなかったため、生態を確認できる非常に貴重な映像だとされている。

なお、今回の映像の撮影に成功した研究チームは、先日「高層ビル並みの高さを誇る珊瑚礁」を発見したチームと同じ研究チームである。広い海にはまだまだ我々の知らない光景が広がっているのかもしれない。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©@RebeccaRHelm / Twitter

 

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