河童、黒い三角UFO、プラチナヘアの金星人…私に起きた数々の怪奇体験

投稿 愛知 チビイモさん

さっそくサイン入りコミックをお送りくださり有り難うございました。先日は私の幼少時代の小ネタ集をお読み頂きましてありがとうございました。

お言葉に甘えて70年代青春期編をお送りします。よく聞くような話ばかりでつまんないかもですが、一度、時系列に纏めてみたくて、誰かに読んで欲しくて投稿いたします。

名乗っておりませんで失礼しました。チビイモでよろしくお願いします。

さて、60年代後半、小学生から中学生にかけてはグループサウンズブームの真っ只中。すっかりのぼせ上がって夢中だったからか金縛りになるくらいで、不思議体験は思い当たりません。ヌリカベにぶつかったって上の空だったのかもです。

1)湯田中(ゆだなか)温泉の緑色のモノ

70年代に入り、私はハイティーンになっていました。GSブームも去り、世は野外コンサートが大流行。72年の夏、長野の高原へ友人と二人でコンサートのハシゴをしました。

途中、その頃はとても寂れていた湯田中温泉に泊まり、次の目的地に向かうため早朝に出立しました。朝靄の中、バス道路を歩いていたら私たちと同じ方向に歩いているモノの後ろ姿がおぼろに見えます。なんか全身緑色。お祭りかなんかの仮装かなと思ったのですが、、え⁈河童?身長140cmくらいか、痩せ型の、よく昔の絵画で見るような華奢な河童。

腰が少し曲がっていてボサボサ髪、頭のお皿はあったような見えなかったような、背中には子泣き爺のような蓑、甲羅が透けて見えます。

「河童だよ河童!」彼は私たちの声に振り向いて片脚を上げて、ちょっと驚いたような素振りで道の脇の田んぼに消えて行きました。

2)UFOらしきものを観る

その頃はもうチビは亡くなって久しく、もう少し小さな白犬2匹と暮らしていました。私の家は名古屋の東、5分も歩くと住宅造成地のひな壇が見渡す限り続いていましたので、犬たちを放して私はぼーっと空を見るのが日課でした。

変なものの見初めの頃は、遠くの低い空に小さな点のような銀色のものが、伸びて線になったり縮んでまた点になったりする様子をよく観ました。

それから、銀の楕円のような、形がはっきり分かるくらいの大きさのものを見るようになりました。

あまりしょっちゅうのことなので、(ああ、またいるなぁ)くらいで感動も薄れた頃、友人と3人で、我が家のベランダでビヤガーデンをしました。そしたら、すぐそこな感じの斜め上に暗い色のラグビーボウル型に円窓が並んでいるものがふわふわ、風船ほどじゃないけどふわふわとこちらへ飛んできます。

物干し竿では全然届かないくらいの距離。それはそのまま我が家の屋根を通り越しました。私は屋根の上を観ていましたが、友人は廊下を挟んだ北の部屋へ走って行き窓を開けました。私もすぐ追いかけたら、もうだいぶ遠くへ行って、見えなくなりました。

「UFOだったよねぇ」なんて話しながらビヤガーデンを続けていたら、北の空の明るい星の横に妙にオレンジ色の星が有ります。(火星かなぁ)と思って観ていたら、ゆっくりゆっくり下へ動き出し、スーッと流れて消えました。




3)70年代はUFOオカルトブーム

私も良くUFOや超常現象番組を見ていました。しかし、そんな番組には一切出てこない正三角形の空飛ぶ物に出遭いました。

冬の夜だったか、食後のお散歩に出てほんの1分ほど歩いた所でふと空を見上げたら黒い三角のものが止まっていました。三角のそれぞれの角には丸い灯りがあり、ヘリコプターくらいの高度だったでしょうか。

しばらく見上げていたら、それは私の頭上を左から右方向へスーッと動き、その輝線が消えないうちにもう一機が現れ、私の前方から後方へスーッと緩い弧を描いて消えて行きました。私は三角の二機に頭上にバッテンを描かれた感じで、(ああ、何かの試験に落ちたのだなぁ)と思いました。

それ以来、たぶんUFOらしきものは観ていないと思います。

4)ふたたび押し入れから

ある夜、寝苦しくて目を覚ましましたら、目の前に天井がありました。

(ありゃぁ、幽体離脱か?)と思ったのですが、肝心のベッドで寝てるであろう自分の本体を確認しませんでした。ただ、枕元のパタパタ時計が目にも止まらぬ猛烈な速さでパタパタパタパタと捲れていました。

見回すと部屋全体がオレンジ色の光のような靄のような明かりに包まれていて、部屋の角のわずかな部分だけ明かりは満たされていませんでした。どの角もどの角も普通の透明な空気色。しかし不思議です、私はオレンジ色の中にいるのだから、それが解るはずがないのに・・・なんて思っていたら、少し高さが下がり、部屋の真ん中あたりにいました。足の方向に扉のない押し入れがあり、化粧コーナーやアクセサリーや小物の収納場所になってました。

そこに銀色の人が居ます、幼児の頃に見たチビのように。北欧系の白さと顔立ち、プラチナのストレートロングヘア。アダムスキー(でしたっけ?)がみたという金星人にそっくりです。顔の表情はあまりありません。私の耳の奥に遠い地域のラジオのような音が聞こえ、だんだんに意味が聞き取れるようになると、「周波数を変えなければいけないよ」みたいなこと。耳のラジオの周波数のことだろうかと思ったところから記憶がなく、朝を迎えました。

その後も何年かは耳の奥のラジオが聞こえたりしましたので、統合失調でも発症したかなぁと心配してましたが、いつしかなくなりました。元々、アリス症候群(その頃はその言葉は知りませんでした)があったので統合失調と少し似てることから気にはなっていたのです。

しかし、まぁ社会生活に支障もないので受診せずじまいで今日まで来ました。

まだもう少し、80年代になるとドッペルゲンガーっぽいのや妖怪っぽいののオチなしの小ネタがありますので、よろしければまたの機会にと思います。お目通し、ありがとうございました。

(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

作画©チビイモ

 

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