【追悼ショーンコネリー】『007』撮影ウラ話 日本を大激怒させた事件

画像©n-k PIXABAY

2020年10月31日、『007』シリーズの初代ジェームズ・ボンド役などで知られるイギリスの俳優、ショーン・コネリーがバハマで亡くなった事が報じられた。享年は90歳、なお死因や正確な死亡日時はいまのところ公表されていない。

現在、世界的スーパースターの突然の訃報に悲しみの声が相次いでいる。

コネリーの代表作といえばもちろん、ジェームズ・ボンドこと『007』だが、この007には日本を舞台にした作品として『007は二度死ぬ』(1967年)がある。

この映画には日本からボンドガールとして若林映子と浜美枝、そして準主役に丹波哲郎が配役されて出演した。




ワールドワイドなエンターテイメント作品である『007シリーズ』なだけに、映画の中では旧蔵前国技館、ホテルニューオータニ、熊野那智大社、駒沢オリンピック公園…等々、まるで日本の有名観光地や建物を紹介するみたいに登場する。

そして、この映画の撮影中に『007』ロケ隊があることに関して、文化庁から怒られるという事件があった。

『007は二度死ぬ』劇中には国宝・重要文化財である姫路城が出てくる(丹波演じる公安トップのタイガー田中の部下である忍者部隊が城内にいるという荒唐無稽な設定)のだが、実はこの撮影の際、忍者たちが投げる手裏剣や振りかざした刀が姫路城の城壁を傷つけたとして大問題になったのである。




忍者の手裏剣は立てかけた畳や人型に投げつけていたのだが、いくつかの手裏剣はそれらを外れて城壁に刺さったりしたことで姫路城側が撮影中止を要請していたのだ。

ところが、数シーンが撮り切れていなかった『007』ロケ隊は後日、ゲリラ的に隠し撮りなどを強行したのである。このことからさらに怒りを買う羽目になり、以降姫路城でのロケ隊の撮影は一切許可されなかったという。

なお、手裏剣が壁を傷つけるシーンはこの映画のDVDなどで今でも実際に確認ができるそうだ。国宝を毀損された当時の文化庁、また姫路城管理事務所の怒りはもっともなことである。

(文:江戸前ライダー 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)

 

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