
アメリカのニューヨーク州とバーモント州、カナダのケベック州にまたがるシャンプレーン湖には、古来より奇妙な怪物「チャンプ」が出現するという伝説がある。
シャンプレーン湖は1609年にフランス人探検家のサミュエル・ド・シャンプランによって発見されたが、この時彼も伝説の怪物らしき生物を目撃していたという記録が残っている。また、現地のネイティブアメリカンであるイロクォイ族は湖に「角を持つヘビ」が住んでおり、傍を通る人に襲いかかってくると伝えている。つまり、少なくとも数百年にわたって目撃されているUMAなのだ。
そんな「アメリカのネッシー」ことチャンプを見つけよう、というキャンペーン「チャンプチャレンジ」をシャンプレーン湖の管理団体が掲げている。これまでにも情報を受け付けていたようだが、前向きに発見を目的として動いたのは近年では初のことだ。
シャンプレーン湖側がチャンプ捜索に前向きに動き出したのは、先日アトラスでも報告した「ネス湖の観光船に設置されたソナーが捉えていた謎の生物」の件が関係しているという。水面下約180メートルの場所を体長約10メートルの物体が泳いでいる様子をソナーが捉えていたというもので、現地では「ネッシーは実在し、いずれ捕獲されるにちがいない」という噂がたったそうだ。
チャンプもネッシー同様、昔から目撃例の多いUMAである。観光客をはじめとする人々の目撃証言を集めて精査すれば、正体に迫ったり捕獲することすら可能になるかもしれない。シャンプレーン湖の管理団体は、公式サイトやFacebookに画像や動画を投稿し、情報を提供してほしいと呼びかけている。ネッシーに続き、チャンプの正体が明らかになる日も近い?
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CHAMPLAIN LAKE, 12-19-2018 CHAMP CAUGHT!
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Michelle Maria PIXABAY