国際宇宙ステーションの空気漏れ、なんと「ティーバッグ」で発見!?
- 2020/10/21
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以前、アトラスでは2018年8月30日に国際宇宙ステーションにて「空気漏れ」が検出されたという事態の報告をした。丸い穴が居住用コンパートメントに空いており、宇宙飛行士や地球への帰還に支障をきたすものではないものの、今後の危険性を考えて即座に穴は塞がれた。
その後、どうして穴が空いてしまったのかという検証が行われたが、人為的に開けられたものとするロスコスモス側と、意図的に開けられたものか断定できないというNASA側で見解が分かれている。また、国際宇宙ステーションでは昨年9月から標準より高い空気漏れが確認されており、この時のように明確に穴が空いている訳ではないこともあって継続して調査が行われていた。
そして今年の8月と9月に行われた調査で空気漏れはロシアのサービスモジュール「ズヴェズダ」で発生している事が確認された。こちらのサービスモジュールは2人の乗員の居住空間や生命維持装置などの機能がある、ロシアの中心的な区画となっている。
15日にロシアの宇宙飛行士がロシアの管制センターへ報告した内容によると、ハッチを閉じたサービスモジュール内でティーバッグを浮遊させ、その動きをカメラで追って空気漏れの方向を確認。小さな裂け目が存在していた事が判明し、専門家の指示を受けて売れたんと粘着テープで仮補修を行ったそうだ。
翌日には空気漏れがかなり低下したものの、完全に塞がっていない状況が続いているとのことである。ロスコスモス側は酸素供給システムの修理と、更なる空気漏れの修繕方法を検討中とのこと。
国際宇宙ステーションは現在も軌道上の研究基地として活動を続けているが、一部は既に20年以上は使用され続けているため、多少なりともガタがきていると考えられている。年を追うごとに様々な修理が必要になってくる可能性があるため、国際宇宙ステーションの老朽化は今後の大きな課題となりそうだ。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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