大気圏外で大きなスペースデブリが衝突の危機!?地球への影響は

先日、とあるニュースが世界中を騒がせた。

地球の周囲を数多く飛び回っている宇宙ゴミこと「スペースデブリ」である。もう使われていない人工衛星、ロケットやスペースシャトルの燃料タンク、そしてそれらのねじやボルトなどの破片のことで、いずれは地球の引力によって地上へ向けて落下するものの、しばらくは地球の周りをぐるぐると飛び回ることとなっている。

燃料タンクなど大きな物は落下しても大気圏突入時に燃え尽きることがなく、場合によっては落下時に周囲に小規模のクレーターを生じさせたり、大きな音を立てることもある。中にはUFO墜落騒動などの勘違いが起きる事すらあるが、人家などに落ちてきた場合はかなりの被害が見込まれるので楽観視できない問題でもある。

そんな大きなデブリ同士が衝突、地上に墜落してしまうのではないかというニュースが先週、注目を集めた。




問題のデブリは中国の多段式ロケットの第一段目と、既に機能しなくなったロシアの人工衛星の二つで、この二つがこのままのルートで進んでいくと衝突する可能性が出てきたのだ。もし二つのデブリが衝突した場合、互いに壊れてより多くのデブリが生じるだけでなく、何らかの悪影響が地上にも及ぶのではないかと危惧する向きもあった。

しかし、実際には衝突する確率は約10%。またそれぞれのデブリの軌道を追跡していたスペースマッピング・プラットフォームのLeo Labs氏によれば「衝突の兆候もなく、無事に互いにすれ違って行った」とのことである。

ひとまず地上や大気圏外での脅威は去った訳だが、現在地球の周囲を回っている機能停止した人工衛星の数は3500を超えており、小さなデブリに至っては750000個にも及ぶという。今後人類の活動圏が地球外に及ぶようになったとき、デブリの存在は大きな脅威になると考えられている。

宇宙に漂うゴミたちをどうやって片付けるべきか。明確な対処法もない現在、非常に大きな問題となっている。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Zanpei

 

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