現代の神隠しか!?「巨大な鳥が子供をさらう」の真偽

過去にアトラスでは、「巨大な鳥が子供をさらう」動画を紹介したことがある。

この動画は数年前に話題になったもので、公園で遊ぶ親子の背後から大型の猛禽類が飛来し、なんと、子供を掴んで飛び上がってしまうというものである。幸い、鳥はすぐに子供を離したため無事だったが、もしもう少し子供が軽かったら、もし子供が小さかったならば、そのまま遠くへ連れ去られていたかもしれない事態だった。

日本の昔話の中に、子供が大きな鳥に攫われて行方不明になる(その後、立派に成長して再開する)話があるが、実際に今回の動画のような事態が発生して行方不明とされたケースや、「神隠し」ないしは「天狗に攫われた」とされたケースも存在したのではないか、と言われていた。

一方で、公開当初からこの動画は創作ではないか、という懐疑的な視線も集まっていた。




まず、いくら大きくても現在地球上に生息している猛禽では子供を掴んで持ち上げるだけの力を持つものはきわめて少ない。大型のイヌワシ等であれば可能かもしれないが、撮影された場所はカナダはケベック州モントリオールの公園とされている。ところが、モントリオール周辺ではイヌワシの生息が確認されていない。

また、動画を見た野生動物の専門家からは、ワシではなくある種のハヤブサである可能性が高い、という見解が寄せられていた。ハヤブサは近年都会のビル街に適応しているとのことだが、実物のハヤブサは動画にでてくる鳥とは大きさがかなり違う。そのため、おそらく動画の鳥はCGで作られている可能性が高いとみられていた。

後年になって、この動画は3Dアニメーションとデジタルデザインの学士号に関するワークショップの一環で、CenterNADのカナダ人学生によって作成されたものである事が判明した。さらには動画に登場するワシはもちろん、攫われる子供もCGモデリングで作成されたものであった事も明らかになっている。大半が偽物だったにも関わらず、多くの注目を集めたという事はそれだけリアルに作り込まれた映像だったといえるだろう。

動画
Golden Eagle Snatches Kid

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画©MrNuclearCat YouTube

 

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