高い木の枝に大きなワニ?実は木登りできる生物だった!

「ブタもおだてりゃ木に登る」ということわざがある。能力の低い者でも、おだてられて気をよくすると、能力以上のことをやり遂げてしまうことがあるというたとえであり、蹄を持つブタが木に登る事は到底出来ない、という事実をふまえての慣用句である。

しかし、同じように木登りが苦手そうな生物であっても、どうやらワニは例外的に木に登る事が可能なようだ。

こちらはTwitterに投稿された写真だ。よく見ると、なんと枝の上に大きなワニが寝そべっているように見える。しかし、ワニと言えば水辺に住む大型のは虫類だ。高いところから落ちても鱗のおかげで大丈夫かもしれないが、木の幹や枝をちゃんと掴むことができるのか、登るのに必要な俊敏さやバランス感覚は備わっているのか、と色々気になる一枚である。そのため、画像だけを見た人からは「おもちゃを木の上まで上げただけなのではないか」という意見が寄せられていたようだ。

だが、この写真のワニは紛れも無く本物である。一般にはあまり知られていないことだが、実はワニは木登りができるのである。研究者によれば、北米大陸やアフリカ大陸、オーストラリア大陸に生息するクロコダイルやアリゲーターの中で、4種は木に登っている様子が確認された事が判明。




マングローブのような比較的低く、根を足がかりにして登りやすいとみられる木から、幹が細くて垂直な木まで様々な木に登っていることが確認された。さらには金網をよじのぼる様子も確認されたため、ワニの生息域と住宅地が近い場合、ワニ避けにフェンスを設置しても意味がないのでは、という意見もあるようだ。

現在地球上に生息しているワニはいずれも枝を掴んだり木に登るための解剖学的適応を欠いている。それでも木に登る理由として、効率よく日光を浴びて体温調節をするため、高いところから縄張りの様子を確認するための2点が考えられるという。

しかし、いずれも仮説にすぎないため、現在も観察と研究が行われているそうだ。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Gretta Blankenship PIXABAY

 

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